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おしゃべりきものⅡ-または、おしゃべりねこ

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霧の朝

霧の朝_a0203003_2120569.jpg

起きてみたら深い霧だった。今日は晴れるだろう、とおもっていたらほんとに日が射してきたが、ひるごろからまた雨。
明日は雪の予報、最低気温3度最高気温4度だという。

昨日から不調で、2度食事を抜いたら軽くなってくる。がん手術から退院したばかりのときのような排泄困難があって、気をまぎらすのに雑誌のパズルをしていたら時間が早く経って助かった。パズルを好きな人なんて、なんという時間のもったいないこと、とおもっていたけど、あれは何かを紛らせたいのかもしれない、と思った。

娘が買ってくれた、活性酸素を除くとかいう高価な〇〇水を飲むと起きるようで、一度止めて、また飲み始めたらさらに辛かったので、それから飲んでいない。副作用は無いはず、というが、合わない、ということはあると思う。

クロスワードパズルに言葉によるヒントが無くて、文字と数字を合わせて埋めていく、けっこう難度の高いもので、不調のおかげで全部出来た。賞品がいい(旅行券など)ので、出して見よう。政治家の出自を云々してミソをつけた週刊誌である。



by buribushi | 2012-11-30 21:36 | くらし | Comments(6)

江分利満家の崩壊

市立図書館のホームページから本を借りたことはあまり無い、というかほとんど記憶がない。
今日、ホームページから予約の手続きをしてみたら、貸出カードの番号、パスワード、メールアドレスとも全部入っていて、すらすらと予約出来た上、近くの青少年ホームの図書室が分館扱い?で、そこで受け取れることが分かった。なーんだ。良かった。

週刊誌で「江分利満家の崩壊」が紹介されていた。著者の山口正介は、山口瞳の長男にして一人子、瞳の著書の中に出て来る「庄助」である。
読みたかったが、自分で買って何回も読む本でもないようだ。市立図書館へ一人で行くには、バス乗り継ぎで、半日仕事では済まないかも知れない。本一冊分ほどのバス代もかかってしまう。近くに図書館のある人はいいな、と思っていたが、歩いて数分のところで受け取れるなら、一番いい。良かったな。

Mちゃんが、雑誌なんか買ったことがない、図書館で読む。要る所はコピーも出来るし書き写してもいい。というのを羨ましく思っていた。
本当は歩いて行けるところに大きい図書館があればいうことはない。目で探す楽しみもあるし、Mちゃんのように雑誌も読んで帰れる。
冷暖房があるので、日中行くところのない老人がたくさん来ているよ、と、自分も老人のMちゃんが言っていた。



by buribushi | 2012-11-29 23:24 | | Comments(2)

薪を運んで風呂を焚いて

保健師で、治療師でもある人から聞いたはなし。
93歳のおばあさんがいた。至って元気で機嫌良く暮らしていた。
その日も薪運びをした。その薪で風呂を焚いて、入って。すっと亡くなった。
なんの異常も認められなくて、医師は「心臓麻痺と書いて置きましょう」と診断書を下さった。

うわー、なんて幸せなこと、というと、そのおばあさんは高血圧だった、と言われる。200から、高い時は230も250もあっても、病院へも行かず薬も飲まなかったという。
本人が苦痛もなく、気に病むこともなければ、そんなこともあり得るのだなあ。薪運びから亡くなるまでは3時間だったという、大往生。

私は今年の春から高血圧で、190くらいある。身体がそうしたいんだから、身体の言うなりになるしかない、とは娘の言うことであり、私も今まで何にせよ薬はなるべく飲まないで来たので、今回もそうしたい。普段数値も計らない。
あまり好きではない玄米もつとめて食べるし、野菜・果実をスクリュー式に低速で絞る生ジュースは毎日飲む。思いついたとき足もみをしたり、手足の関節を振ったりする。

大往生のおばあさんが、ただの元気者ではなくて高血圧だということが印象的だった。その血圧があって、おばあさんは元気に動いていることが出来たのだ。



by buribushi | 2012-11-29 13:52 | ひと | Comments(8)

イメージどおりの拾い物・花の冬支度

イメージどおりの拾い物・花の冬支度_a0203003_12594617.jpg
玄関の簡易フレームに次々と鉢植えを入れてほぼいっぱいになった。

わりに寒さには強くて、凍みなければそれでいいと思うものを。







イメージどおりの拾い物・花の冬支度_a0203003_130523.jpg

小さい紫陽花、サンダンカは、花を頂いて生けて眺めた後、挿し木したら着いたもの。

そのままにしておくと雪で押し拡がってしまうので、寄せて括って簡単な冬支度とした。




イメージどおりの拾い物・花の冬支度_a0203003_130205.jpg

今年はことにたくさん実を着けた南天も、ごく簡単な冬囲いをした。

赤い実は、雪が降るとヒヨドリが来て食べる。うちのもトリの置きみやげだ。



イメージどおりの拾い物・花の冬支度_a0203003_1303418.jpg

今年、枝を整理したナニワイバラの下と脇は、茂っていたホトトギスとシュウメイギクを刈り取った。
知らない間に小さいナニワイバラが一本生えているのは、大きい木のそばに移そう。ここは挿し木してある四季咲きバラ、「小国深紅」(仮の名)の予定地だから。

クレマチスたちは寒さには強いが、それでもあまりに寒かったり凍みたりしないほうがいい。発泡スチロールの箱で、とっぷり深さのあるのがほしい、クレマチスを鉢ごと入れて置くように、と思っていた。
今日、プラスチックゴミの日で、袋を持って出たら、イメージ通りの深い箱が出してあった。二つだと思ったら、一回り小さいのを重ねてあって全部で4つある。有り難く貰って来て、クレマチスの鉢を納めた。もっと寒くなったら、これにビニール袋の大きいのを被せたら万全だ。



by buribushi | 2012-11-29 13:19 | 草・木・花 | Comments(2)

勘助のオヤツ

勘助のオヤツ_a0203003_2024321.jpg


沢庵を漬ける時切り取った葉っぱ。芯のところは干す前に切り取って、茹でて味噌炒めとか汁の実にして食べてしまったから、これは固いほうの部分だ。
茹でて、その茹で汁を入浴剤にする話もあるけど(温まるそうだ)そうするつもりもない。

勘助が食べるだろうという話になった。勘助は山古志の若い闘牛の牛で、孫のチエチャンが世話をしている。テレビでは史上初の女性牛持ち、などと出ていたが、チエが牛を買ったわけではなくて、これをチエチャンの牛にしなさい、と世話をさせてもらうようになったものだ。
今までも、ナツメを干すとき選り出した虫食いの実とか、とうもろこしを茹でる時剥いた皮などは勘助のオヤツになった。

チエが行くと、今日は何か美味しい物があるかな、と鼻を押しつけて来るのでべたべたになっちゃう、ということだ。1トンもある牛も、ネコも、同じように可愛いというのも楽しい。

いままでのものもそうだけど、これも完全無農薬だから、安心して勘助くんに与えられる。



by buribushi | 2012-11-28 20:44 | 猫・動物 | Comments(8)

真珠・ポオルとヴィルジニィ  に、さよなら

十代から少しずつ溜まった文庫本。
小遣いを買い食いに使わず買ったものや、アイスキャンデー売りのアルバイトをして買ったものや、どれもこれも大切に思えて、今まで何回本の処分をしても文庫本の棚には手を付けなかった。

先日、学級文庫の記憶から辿り着いて久しぶりにその中から抜いて来た本を、読み返したら要らなくなっていたのでストーブにくべた。
60年も前に読んでいた本が、全部いまも心にかなう訳もないと気がついた。

その後、スタインベック「真珠」、サン・ピエール「ポオルとヴィルジニィ」を読んだ。薄い本だから抜いて来たに過ぎない。
「真珠」は、「漆黒の髪と褐色の顔」を持つ男と、やはり漆黒の髪を二つに分けて編んでいる妻、籠の中に寝ている幼子。毎朝とうもろこしを挽いて焼いたパンだけの食事。
幼子がサソリに刺される。肥え太った白人の医者は、男が支払えるのは色の悪い小さい真珠だけと知って居留守を使う。
男は夢中になって漁をして、信じられないような大粒の真珠を手に入れた。
手のひら返す医者、夜中に男の小屋をうかがうものの息づかい、刃物、血潮。真珠を狙う者たちは、彼の小屋を焼き、舟に穴を開ける。メキシコの荒涼とした野山を追い回される夫婦。又しても血潮、死体。
頭を打ち抜かれた幼子を抱いて戻って来た夫婦は、真珠を海に投げ捨てる。

頭にうかんだのは、あまりにもかけ離れたところから出て来た言葉だけれども、浄瑠璃だったかな?「かねがかたきの世の中」。
ありふれた真理を、こんな血みどろで説いてもらわなくていい。

「ポオルとヴィルジニィ」は、貴族の男にもてあそばれた女の息子ポオル、身分の低い男に恋したために属する社会から弾かれた女の娘ヴィルジニィ。彼らが生まれた、また生まれるころから、不便な島の小さい土地を拓き、野菜や果樹を植えてひっそりと自活する女達(それぞれに忠実な黒人の奴隷はいる)、そこで育って行く子どもたち。この辺りはロビンソン漂流記にあるような漂流談で楽しい。

子ども達は育ち、ヴィルジニィはポオルに恋の悩みを抱くようになる。
その頃、親に背いて身分の低い男と一緒になった(しかもすぐ死別した)姪に悪意しかもたなかったような金持ちの伯母が、ヴィルジニィを引き取って母親の出自にふさわしい教養を付けさせる、遺産も譲ると誘う。早すぎる恋のこともあって、母親はそれを受け、娘は都会へ去る。
帰って来る事になったとき、舟が嵐に遭って難破し、目前でヴィルジニィは命を落とす。嘆きの末ポオルも死に、母親達も次々と世を去って、かつての楽園は荒れ果ててしまった。

この本ももう要らない。



by buribushi | 2012-11-27 18:13 | | Comments(4)

たくあんを漬ける

たくあんを漬ける_a0203003_17263598.jpg
うちのたくあんに欠かせないのがこれ。

茄子の葉をからからに干して、揉んで粉々にしたもの。花や小さい実も入っている。

これでたくあんに何ともいえないひなびた風味が添う。

たくあんを漬ける_a0203003_17264983.jpg
麹を入れるのは初めてだけど、義姉がいつも入れる、美味しいと言われるので真似した。

麹は自然食品店で買った玄米麹。







たくあんを漬ける_a0203003_17271374.jpg
合わせ糠を桶の底に撒いて、唐辛子を入れた。

干し大根を一段並べては糠を撒くことを繰り返す。










たくあんを漬ける_a0203003_17273714.jpg
合わせ糠は間、間と底と上に撒いた。
大根7.5キロ。
糠 1.1キロ。
塩 375グラム(5%)
玄米麹 200グラム。
ざらめ 100グラム。
ほかに茄子の葉。全体を水で湿らせてから使った。


詰め終わって、大根が小さいため隙間が出来た所には干し葉を詰めてから重石をした。
石の挽き臼を重石用に貰った時は嬉しかったが、数年使ったあと、重くて持てなくなってしまった。平らな人工の重石を載せて、その上に自然石を載せてある。
この石が今持てる一番重いもの。
足の上に落としたなどと言うことのないよう、慎重に扱う。
重いものを持つとき、いきなり掴まず、まず両手の小指を意識して、「小指と親指だけで持って」からほかの全部の指を添えて持つ、という気持ちでやると軽く感ずる。腰に力が入るらしい。
たくあんを漬ける_a0203003_17275821.jpg

桶はよく洗い、煮え立ったお湯をざっと入れて冷めるまで置いてまた洗う。これを繰り返したら、張ったお湯も濁らなくなり、臭いもしなくなって、木の匂いと多少沢庵の匂い、だけになったので、大丈夫だということにして漬けてしまった。



by buribushi | 2012-11-26 17:54 | Comments(8)

蕪も漬けよう

蕪も漬けよう_a0203003_2144203.jpg

沢庵用に干した大根が冷たい風に吹かれて、いいあんばいにしんなりして来たので長女に連絡した。午後、見に来て、あす外して漬けることにする。
ここのところ玄米を食べているので糠がない。あす朝のうちに糠を買って来よう。

桶を出して水を張って置こう、と床下へ行って見た。上に一升瓶のケースが載せてあった(私がしたのではない)のを取りのけたら、うわ!桶は洗って無くて黒いカビが生え、最後の沢庵3本が(死んでいた)。
すっかり忘れていた。今年の心身不調をそのまま写すことがらだった。

急いで中味を捨て、水を張ったけれども、明日の間に合わないだろうし、それどころか、元通りになるかどうかもわからない。木の桶の漬け上がりは格別だったが、なんということ。
仕方が無いので、カメか、プラスチックの桶に漬けるしかないだろう。
つい先日、那覇の商店街で、うちのと同じくらいの桶が800円で売られているのを、立ち止まってしばらく見ていた。こんなことが分かっていたら、送料を掛けてもあの桶を買えば良かった。

木の桶を使い始めてから3年くらいで(選挙のときの御祝いに鏡を抜いたのだ)、その前はプラスチックを長年使ったのだから、あきらめなさい。
それでも明日、見て歩くつもり。那覇から送料掛けて取ることを思えば、なんとかなるかも知れない。

いつも、漬け物桶は、梅雨時の大雨の日に地下水槽の水を出しっぱなしにして洗っていた。水槽には雨が流れ込み続けていて何の惜しげもないし、洗った水はどんどん流れ去り、臭みの心配もない。自分がずぶ濡れになるだけで、一番いい洗い方だった。
そう言えば今年はシーズンにそんな大雨も無く、水不足の畑に気をとられるし、思い出しもしなかった。
そうして、大根を干した後、桶はいつも通り洗って干してあるつもりで平然としていた。あー。

岐阜にいたころ、冬の漬け物は沢庵でなくて蕪だった。いまも食べたくなる。今年赤蕪も蒔いたが、発芽が遅れて、ろくな蕪にならなかった。いい蕪がお店に出ていたので、少しでもいいから漬けようと、買って来て干したところ。



by buribushi | 2012-11-25 22:13 | Comments(6)

ピース登場

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たまにアタシも出たい、とピースが言うので、よしよしと写真を撮った。
珍しく穏やかな晴れで、車庫の屋根を歩くピース。天気の週間予報に雪だるまも見えた。

ピースはこのあいだ、薪を作りに来てくれた長男にフーッ、カーッと怒っていたのに、今日来られた治療師のせんせいには寄って行ってにゃーと言う。お髭なんか生やしておられるのに。何がちがうんだろう。



by buribushi | 2012-11-25 20:32 | 猫・動物 | Comments(8)

本は目で食う大福もち  本ばなし・まだ続き

1950年代頃からの文庫本を見直すと、若気の至りで書いた文章を若気の至りで買ったような本は、いまはさすがに分かる。
もう古びて汚くなり、古本屋も取りそうにない文庫本を何冊か、ストーブにくべた。藷が焼けるのに幾分かの足しになったことだろう。

若いときチェーホフの全集を買い始めてから結婚・転居したので、残りはこの町の書店で買った。はじめは私にも買える全集が出るというので嬉しかったが、それまで読んでいた文庫本の訳者と違う人の訳だった。訳す人でこうも違うものかと不満が残った。岩波文庫のチェーホフ本の訳者、中村白葉の文体が、私にとってのチェーホフの文体になっていたのだった。
後に文庫本の方を残して全集は古本屋に出してしまった。

文庫本を残して売ってしまったのは内田百間もそうだが、こちらは大いに後悔した。最後の「日没閉門」、そのあとに出た写真集や書簡(恋文)まで、みんな出ると買いの初版本だったし、装幀や箱も凝ったものが多かったのに、読めたらそれでよい文庫本だけにしてしまったのは、彼の場合は残念だった。
忘れるようにしていたが、本おしゃべりを始めて、久しぶりに思い出した。

時々思い立ったり、本が片付いていないと叱られて腹立ち紛れだったり、なにか事があって気をまぎらすためだったり、何回か本の大整理をした。すこしやりすぎて、あ、あれはあの本にあった、と思って本棚の前へいくとその本が見当たらない。探したあげく、もう無いのだと気がついて落胆、ということが何度もあって、それからはあまり手荒なことはしていない(ストーブくべ、は手荒だけれども、そうして大丈夫なのだけだ)。

今日長女が、末っ子の中学生ぼうずと一緒に来た。ゲンチャンは私の本棚からサイバラリエコの本を抜き出して、ばあちゃんこれ貸してね、と言う。それもいいけど、もっと格調高いものも読みなさい、と母親に言われているので、ほーらこれはカクチョウ高い、と「銀の匙」も渡した。何冊もあるから返さなくていいよ。



by buribushi | 2012-11-25 20:09 | | Comments(2)

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