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おしゃべりねこ

また、若手職人暮らしのアート展

孫のチエが、十日町の旧・川西で古民家を借りて「暮らしのアート展」をしているところへもう一度行く。かやぶきにそっくりトタンを被せた屋根。
また、若手職人暮らしのアート展_a0203003_20102447.jpg

もの静かな若い男性が木彫をしている。松、檜、桐、柘植などを使い分けた美しい浮き彫りや、箱、容器など。上越からのお客や私に説明してくれるところ。
左側に吊り下げてあるのは、チエの作った揺り椅子というか、吊り椅子、お客が次々そっと座ってみている。
また、若手職人暮らしのアート展_a0203003_20105117.jpg

山の中ではあり、吹き抜けになった古い民家は風通しも良くて過ごしやすい。上越からわざわざ来た私たちくらいの年代の男性二人、竹を編む女性って年寄りかと思ったらこんなに若いのか。いいなあ、と、質問ぜめ。わたしのマゴですよと言いたくてうずうずする。
また、若手職人暮らしのアート展_a0203003_20112091.jpg

竹の毬を編むチエと、竹で耳掻きを削る男性。買いやすいちょっとしたものも要るからね。
また、若手職人暮らしのアート展_a0203003_2011533.jpg

使い込まれた囲炉裏。
囲炉裏というものは、座る場所が決まっている。入り口に近い客座。鍵の手に家長の座る横座。その向かいが火に焚き物をくべ足すかか座で、主婦の場所。
こういう古い、しかも大きい家を見ると、息苦しいような大家族の暮らしがどうしても思われる。
大家族であるための温かさや良さもあったのだろうとは思うが、想像するのみ。
また、若手職人暮らしのアート展_a0203003_20121280.jpg

土間の壁に掛けてあったインドのものらしい布。
また、若手職人暮らしのアート展_a0203003_20455537.jpg

写真がヘタで申し訳ない、木彫作品。
また、若手職人暮らしのアート展_a0203003_2046541.jpg




by buribushi | 2012-08-26 20:36 | お出かけ | Comments(14)
Commented by 居酒屋猫まみれ at 2012-08-26 20:59 x
チエちゃんは自慢のお孫さんですね〜!
ほっそり華奢で、バレリーナのよう。
みごとな揺り椅子。制作日数はどれくらいかかったのでしょう。
きれいな形ですね。
Commented by ohisama at 2012-08-26 21:13 x
私の孫娘ですっておっしゃればよかったのに! きっと話がもっとはずんだことでしょう、素敵なチエさんですね。
大きな囲炉裏端の話で思い出したことがあります。
昔、小学校低学年のころ、母の女学校時代の友人が嫁いだ庄屋の家に、祭りで呼ばれたことがあります。
茅葺の薄暗い家の囲炉裏端に、デンと座っていた人をみてハッとしました。
怖い顔をしたお舅さんでした、嫁としていろいろ苦労されたという話を
母から聞いたことがあります。
小学生ながら、こういう家にはお嫁に行きたくないと思いましたよ(笑)
Commented by buribushi at 2012-08-26 21:58
居酒屋猫まみれさん
椅子は卒業制作の大物です。そっと座って見るととても気分がいいけど、普通の家ではこれを吊すところがありませんね、
古民家だから、高い梁から吊り下げていましたけど。
上越から来たオトーサンお二人も代わる代わる腰掛けていました。
Commented by buribushi at 2012-08-26 22:07
ohisamaさん
囲炉裏端のおはなし。ね、そうでしょう?囲炉裏にはどうしてもそういう感じがつきまとい、懐かしいと言えないのです。
一日働いて、食事造りはもちろん、夜なべもして、やっと自分に帰れるころは疲れ果てて寝るしかなかっただろう昔の女を思ってしまうのです。
木曽の開田では、次男以下は嫁も貰えず、自分の寝室も無くて囲炉裏端にごろ寝したのだという話も、木曽の古民家で聞いて来ました。
まあ、子どもとしては、アラレやカキモチを焼いてもらう場所であり、渡しという半円形の金具を置いておむすびを焼く、熱灰に埋めて藷を焼く場所ではありましたけど。
かしこい小学生でしたね。
Commented by yamamotoyk at 2012-08-26 23:30
子供ころは大家族でした。時には親戚も集まりました。
囲炉裏はありませんでしたが、食卓の場は決まっていました。
母親が苦労しているのを見ていたので
日本家屋には住みたくありませんでしたが
大所帯には子供にとってはある種の開放感もあったので
あこがれました。
だから、今は時々集まる二世帯住宅的大所帯がいいです。
私が贅沢や旅行になんとなく後ろめたい感じを覚えるのは
いつも働いていた大人を見ていたからでしょうか・・・・
そんな自分と葛藤して、つらくなることがあります。
Commented by sakko at 2012-08-27 00:26 x
吊り椅子、いいな~。座って揺れてみたいな。
私だったら、「私の孫です」と言ってしまいます。
いいお孫さんですね。うれしいですね
どの籠もいいな~
囲炉裏・・・・私の近くには囲炉裏のあるような古い民家は見当たりません。
昔のお嫁さんは色々な苦労があったでしょうね
私も明治生まれのお姑さんに仕えましたがね
今は昔のことです。
Commented by kazuyoo60 at 2012-08-27 09:07 x
おっしゃらなかったのですか。若くて驚かれたのでしょうね。
風が通って涼しいのですね。とはいえ、懸命に作業されていたら暑いでしょうけれど。
囲炉裏は経験が無いのです。茅葺家にはいぶした煙が必然だと聞きました。
パッチワークなのかな、落ち着いた色合いになってますね。
角か骨か石かと思ったら木彫なのですか。繊細ですね~。
Commented by ミミの父 at 2012-08-27 10:16 x
うわぁ~、上越の姉宅より古そうです。維持が大変ですね。
2階の造りも変わっていますね、渡り廊下風でハンモックを吊っているんですね。涼しく眠れそうです。
上越からのお二人は、うれしいお客さんでしたね。f^_^;
Commented by buribushi at 2012-08-27 12:45
うまこさん
確かに母の里南下へ行くと、子どもの頭数が多い分、開放感があったなといま思い出しました。年の若い叔父なんか名前呼び捨てで仲間扱いしたこととか。
母の姑は実の伯母だったし、私の養母がまた実の伯母だったし。
そういうめんどくさい立場に若者を置いた方は、「家を継ぐため」なんて言ったけど、継がねばならないご大層な家でもなし。
あれは結局保身のためだったんだろうなー、と思うので、どうしても家、とか家族制度とかいうものにアレルギーがあります。
いちばんはそれをおこなった「人」にかかるんですけどね。スゴイばーちゃんとスゴイ養母を持っちゃったので。私の代で断ち切りたい。
Commented by buribushi at 2012-08-27 12:52
sakkoさん
吊り椅子は人気があって、お客さんがみんな、ちょっといいですか、とそっと座るのです。竹の弾力もあり、吊してあるし、なんかふしぎなゆらゆら感が楽しかったです。ふだんはマゴの自室にあるのですよ。
マゴ自慢すればよかったですねー、すなおに。
囲炉裏からいろいろなことを思い出しちゃったけど、
あのひとたちはもういないし、過ぎ去ったことはもう無いのだし、
いい加減に記憶から解放されたいです。
自分でそれをするしかないんですよね、誰もあてになんか出来ない。
Commented by buribushi at 2012-08-27 12:57
kazuyoo60さん
ご自分でも少し竹細工をする。笊ばかり作って飽きた。と、いうお話しでした。
女の人が竹を編んでるから行ってみよう、と、はるばる来られたのです。喜んでくださって良かったです。
囲炉裏で燻すからカヤぶき屋根が保つのだそうせすが、それにしてもみごとに燻製化したおうちでした。
火を焚きながら泣いているお嫁さんは煙いばかりじゃ無いらしい、というような民謡がありましたっけね。
Commented by buribushi at 2012-08-27 13:03
ミミの父さま
そうとうな古さですね。煤の濃い匂いがまだ残っていました。
今は住んでおられなくて、ぎゃらりーにして貸しておられます。
冬は4メートルは積もるとのことでした。
天井が高い、というか吹き抜け部分が多いので、暑さには強いでしょう。冬が大変そうです、薪ストーブでも暖めるには時間がかかりそうです。
上越からのお客、随分喜んで話し込んでおられて。帰るとまた編み始めるんじゃないでしょうか。
Commented by t-haruno at 2012-08-27 19:51
黒光りする古いおうちの床。
昔を引き継ぐ手仕事。
素敵だなぁとつくづく思いますが
人間関係だけは、現代的な合理性の長所の部分を、ちょっと取り入れて・・・・・・
なんて、都合の良い田舎暮らしを夢見てしまいます。
やはり嫁は苦労しただろうし
発言権も無かっただろうし
原発反対のデモには、絶対に参加できなかっただろうし・・・・・・。
家族よりも、近所の気持ちの通じる友達としっかり助け合うのが理想ですが
昔の女達にも、そういう支えあいはあったのでしょうね。

台風の影響で、昼間、熱風の吹く香川県ですが
十日町は暑くなかったですか?
職人さん達、夏バテしないで、頑張って~!
Commented by buribushi at 2012-08-27 21:03
t-harunoさん
煤くさいことや、トイレや台所の不都合(直した跡はありましたが、なお)や、あまりにも魚沼の生家を思わせて、住みたいとは思わなかったです。母は苦労しましたね。
狭くても古くてもいいけど煤臭くないことと、せめてトイレはキレイであれば、どこにでも住みます。
「煤にほひ土にほひゐし家を出でし裔(すえ)なりわれも命迫る養母(はは)も」
煤のにおいと土間のにおいがいやなんですね。
マゴの展示会が済んだらもう行かないと思います。

ほんとうに、夏ってこんなに暑かったか?今まで。と、真顔で言い合うほどの暑さです。
8月27日は毎年大根蒔きの日で、天候によってずれても2,3日でした。今年ばかりは。やっと白菜を蒔いた(普段10日ごろ)けど、大根はどうなるか、いくら水を撒いても、雨と違って芯から沁みることがないんですね。
いよいよとなったら買う、と言おうとして、いや、自分の穫った大根でなければ漬けたくない。明日からまた、何日か水撒きを繰り返して大根の場所をつくります。

日々の気楽なおしゃべりです
by すばる

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