おしゃべりきものⅡ-または、おしゃべりねこ

ちくちく針仕事

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気持ちが引き立たない時はなにか作るに限る、手を動かしていると自然にそのしごとに入り込んで、余分なことを考えなくなる。

「にいがた銀花」(nginka.exblog.jp)さんで、2月16日からちくちくの展示会をすると、作品を募集しておられた。
作品というほどのものではないが、古い古い厚手の麻織物の切れ端をちくちくと刺して、紐も手縫いでポシェットを作ったのを出そうと思う。
年一度ずつ、布の大きさも形も、縫い方も自由に、ちくちくしたものを集めて、その何十人分をみんな接ぎ合わせて一枚の大きい布にしたものも作られる。

手芸の本にあるような模様になる刺し子ではない、太い針に太い糸を通して、ただちくちくと縫うもので、それを見れば私のような不器用ものでも嬉しがって参加することが出来た。今接ぎ合わせ中のちくちくは、銀花さんのブログ↑に出ている。

今回のは、明治12年生まれの魚沼の祖母が嫁入りに持って来た布団だという、もう洗い晒して生地は薄くなり、藍色も褪め果てた布きれ。白と、赤、緑、黄色の褪めたような鈍い色の太い糸でランダムに刺して埋めた。紋が一部残っている。
あまり洗い晒し感が強いので、ほかに紺絣を赤い糸で刺したのを入れて、送り出した。
16日になれば少しは雪も落ち着くだろう、みなさんの作品もぜひ見たい。



# by buribushi | 2012-02-04 14:27 | 作る | Comments(8)

雪雀と抱っこネコ

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餌台の上にまた雪が積もり始めたところへ、たった一羽来た雀が体で雪のけをして、啄む。
根性があるなあ。よほどおなか減らしなのか。
向こうの枇杷の木はもうほとんど埋まってしまった。
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昨日の朝、ちょっと日が射したとき。ピースは抱っこ嫌いだが、ここから外を見る時だけは別。

車が来るとずうっと頭を動かして目で追ったりしながら、下りる下りるというのを忘れて外を眺め続けた。


自分の周りに起きることは、自分の内面の反射だという。雪が・・年齢が・・・あの人が・・・なんて、マイナスな考えが頭上を漂っているものだから、自分で顔をぶつけてメガネを壊したりする。外れたレンズは歩道と車道の境の、雪水のなかに落ちたから、端が少し欠けただけだった。拾って、テイッシュペーパーに包んで、持って帰った。

昨日、今年初めて八百屋さんで出会った人も、憂鬱で、なんか面倒くさくて、もうどうでもいいような気分、という。冬が長くて、雪ばかり、めったに日にも当たらないものだから、みんなだんだん沈んで来るのだろう。

このところ起きるめまい。うちに居るときは部屋が全体ぐるんぐるんまわるみたいで立っておれず、手を突いて蹲ってしまう。車の中では、車がいきなり廻りだして、同じ方へ急カーブを切り続けているみたいで怖い。吐き気。
まあ加齢によるものでしょう、と、言われぬ先から言いながら、さてどうしたものか、病院の相談室は今日は繋がらなかった。

温かいものでも食べて早く寝ましょう。
ヒネ鶏を圧力鍋で煮て、鍋に移してジャガイモと玉葱を入れ、塩胡椒して煮たスープ。
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# by buribushi | 2012-02-03 17:30 | 猫・動物 | Comments(4)

吹雪の日

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これは夫が焼いたパン。
子どもが小さい頃始めた私のパンは、干しぶどうだの、シナモンだの、いろいろ使っていたが、近年、夫がパン担当になってからは食事用の胚芽パン一種だけ。上手になった。
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「芹焼き」という惣菜。
寺泊の親戚で5月に法事があったとき、摘みたての芹たっぷりのこれが美味しかった。食べて見て、復元(というほどのことはない)したもの。

材料は芹とこんにゃく、あぶらげ。

芹は洗ってざくざく刻む。
こんにゃくは大体芹の大きさに合わせて刻み、湯を通す。
あぶらげは熱湯をかけてから同じくらいに刻む。

少し油を引いた鍋で芹をざっと炒めて取りだして置く。
こんにゃくをみりんと酒、醤油でさっぱりめに煮て取り出す。
残りの汁に調味料を足してやや甘めにしてから、あぶらげに吸わせてしまうように炒りつける。ここへ芹と蒟蒻を戻し、全体を混ぜて出来上がり。

本当は寺泊の法事のように、芹が青々と伸びた時季のおかずなんだけど、吹雪に吹き籠められるとなんだかとてもこんなものが食べたくて、栽培物を八百屋さんで買って来た。

あの頃はよく法事があった。嫁に来たばかりの私も出席することがあって、漁師をしているカンタロウおじさんとか、耳の遠いハナおばさんとか、親戚の人たちと知り合いになっていった。
カンタロウさんの、純粋の寺泊言葉で話す海のはなしはいくら聞いても聞き飽きず、法事に出ることが少しもいやではなかった。

50年も経てば致し方ないことながら、カンタロウさんも、メダマといういとこも、イワンといういとこも、その奥さんのウタちゃも、みんな故人になった。老人施設に入った人もあるし、理由がわからぬまま疎遠になった人もある。寺泊が懐かしい場所だったころの芹焼きを、じじばばになって作って食べる。



# by buribushi | 2012-02-02 18:20 | Comments(8)

カンレイゼンセン

寒冷前線の強いのが来ている。今日の最低気温マイナス6・7度だったとか。どうりで、布団乾燥機で布団を温め、その上湯たんぽを入れて寝たのに、明け方寒かった。

晴れ間をみて用足しに出たが、消雪パイプの水が出ていない道は真っ白、つるつるで怖い。
JRの列車は上越線、信越線、只見線、越後線、と、あちこちで運休、新潟空港も閉鎖。佐渡航路は欠航。今ごろはもう、雪国の宿命、どうしようもない。
カンレイジェンシェンが、と力強く言う名物の気象学者?予報官?がいたがこのごろはお見かけしない。
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居酒屋猫まみれさんから小荷物が届いた。なんと嬉しい沖縄タンカン(今年は不作だって)、月桃の葉やら、ゴマ油やら、まだいろいろあるなかに、雀用(米糠)、ネコ用(猫じゃらし)のプレゼントも入っていた。

ピースは猫じゃらしについたネズミも面白いが、ネコの大勢いるうちから来た荷物のせいか、タンカンも月桃も、ふんふん、ふんふん、ニオイを嗅いでいる。
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# by buribushi | 2012-02-01 19:21 | くらし | Comments(6)

つららの方向

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二階の小屋根の雪が内側へまくれ込んでいるのを見つけた。なっていたつららが一緒にまくれて来て、横向きになっている。
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もうつらら見たからおうち入るー、寒いよー。
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車庫にしている小屋の屋根雪を下ろす。



# by buribushi | 2012-01-31 13:50 | くらし | Comments(12)

進行中

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年にいちど、投稿作品を集めて冊子を作る。
去年一年間、週に一度、十二首ずつ新聞に載った、その作品集。
新聞の切り抜きと、選ぶ前のナマ原稿(新聞社から来る、投稿はがきのコピー)、いろいろな覚え書きや下書きのノート、これらを自分の周りに置いてしこしことやる。

苦労はない、楽しい。だから夢中になって、うしろのストーブで煮豆が焦げる(味をつける前だったし、そんなにひどく焦げたわけではないから自家用にして、義姉に送る分はまた煮る)。

作品集は、はじめは新聞社が作っていたのだが、売れなくて、採算が取れないということで立ち消え式に中止になっていた。あとを私が勝手に(新聞社に了解は取った)引き継いだ。
まあしかし、みごとに売れない。短歌というものが生産者と消費者の数が一緒、と言われているのだから当然だろうけど。

「自分が好きでやっていることだ。モンクあるか」と自分に言う。「・・アリマセン」
文句はないが、作る数を今年から減らす。製造単価は高くなっても、あまり残るよりはいいだろう。

オマケ写真、今日の雀食堂。朝のうちだけ、久しぶりに陽が射した。後半また雪になる。
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# by buribushi | 2012-01-30 20:23 | | Comments(8)

大入り満員

評判になったらしくて食堂は押すな押すなの大入りで、途中2度、居ないのを見計らって出て糠を撒き足した。
2枚目の写真は順番待ちのお客様。と、いうのは嘘で、熱心に啄んでいたかと思うとなぜか一斉に飛び立って近くの梅の木に止まる。30羽くらいまで数えたけどあとはわからない。

りんごはヒヨドリとムクドリが代わる代わるつついて、あっというまに食べてしまった。
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今朝4時過ぎに気配で目を覚まして西側の窓を開けたら、もう真っ赤に燃えている家があった。見る間に火の手が高く上がり、火の粉が風に乗って飛んでくる。屋根には雪が積もっているからまだいいようなものの、近所の家の屋根に次々落ちるのが見える、うちにも落ちていることだろう。
寝てもいられないので着替えた。夫が外に出て火元を聞いて来た。本通りのもと呉服屋さんで、いまはしもたや。隣へも燃え移り、明るくなる頃鎮火した。80代の姉さんとその妹さんの二人暮らしだったが、行方不明だという。
朝になると雪の上に点々と黒い物が落ちていたが、雪が降るにつれ見えなくなった。
人は自分の終わりを自分で決められない。

絣の割烹着を2枚作ってもらい、その一枚はもうブログに載せたのを忘れて、きのうまた新しい話のようにアップした。気がついて落ち込む。

新聞の投稿作品一年分をまた冊子に作るよう、夫が原稿を起こして呉れていて、それを校正したり、名簿の整理をしている。
投稿者は年々入れ替わりがあるから、新顔の投稿者の名と住所はその都度ノートに写してあった。
投稿して載った作品を冊子に入れていいかどうか、伺うハガキを作って出す。出来た冊子の注文も兼ねているから大事な用である。
そのノートがどうしても見当たらない。諦めて、新聞の切り抜きと、選ぶ前の投稿はがきコピーとから拾い出す。夫に言いたくないのでこそこそとやる。
終わる頃、もしや、ともう一度見た場所にちゃんとノートはあった。そんなことをしている間に、ストーブの上にかけた豆を焦がす。
義姉が、この前送った煮豆が美味しかったので、家へ行って豆を持ってきて煮て送るようにと言っている、と娘のメール。なんで煮た私に言わない?と思いながらノートの整理をしていて、焦がした。

もう、こんなにして年取っちゃう、という気がして来て。
自分でやっ、と引っ張り上げなければどうにもならない。M子さんと話しをしていて、もう5年で80だと気がついちゃったんだね。

楽しく原稿の仕事をすることが、いつまで続けられるか。見苦しいことにならないように、変だったらヘンとちゃんと言って呉れる人を決めて置いたほうがいい。

こんどこそ、ものを捨てる大片付けに入れるだろう。



# by buribushi | 2012-01-29 16:36 | 猫・動物 | Comments(8)

紺絣のカッポー着

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紺絣のきものを解いたのを2枚持っていたが、何年もそのままだった。

惜しんでいないで割烹着にすれば毎日でも着られると思って友だちに縫ってもらった。このアラレのような柄と琉球柄。
軽くて着心地がいい上に、洗って干せばすぐ乾く。

ぱんぱんっ、とはたいて干せば、シワもなく乾いてしまう。


この友だちはウデがよくて、つい、頼まなかった飾り縫いなどしてくれることがあるから、今回は別布はあしらわない、ポケットはタダの貼り付けで、と念を押してあった。

紺絣の割烹着、最初のは何度も洗ってほどよく色が褪め、とてもいい感じになっている。それを着ていたら近所の人が、あら!私も着ないままの絣のきものがあるから、割烹着にしよう、と言って、その人を見てまた別の人が・・と、ちょっとおばさん(おばーさん)に流行?中。

縫ってくれた友だちがどんなに「縫い手」か、HPに座布団カバーが出してあるから見ていただくといい。HP内「合切袋」、ちと古いけど2010年9月17日。あれはそうしてくれと注文したのではなく、解きものの木綿のきものを何枚か渡して「適当に混ぜて」と頼んであったもの。
いま調べて、もうそんなに経ったのかとびっくりした。

市会議員のM子さんが、原発に関わる訴訟の原告団に入って貰っていいかと言われたから、どうぞと即答した。5年も、それ以上もかかるかも知れないとのこと。
「5年?わたし80になっちゃう。それまで居るかなあ」と言ってから自分でびっくりした。今年の誕生日以後、5歳足せば、たしかに80だわ。



# by buribushi | 2012-01-28 22:14 | きもの・衣服 | Comments(4)

雀の食堂

糠を載せておく、脚をつけた台、雀の食堂にすっかり雪が積もってしまった。
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いいおじいさんが雪を除けて、糠を撒いてやる。
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雀はなかなか用心深く、近くの梅の木に来て止まっているが、すぐには台の上へ来ない。夕方、やっと集まって糠を啄む。
足でかき回すので周りに糠が飛ぶ、それを雪の上で食べているのもある。
右上に見えるのは若い枇杷の木を冬囲いしてあるもの。こんなにすっぽり埋まって仕舞えば、凍みる心配が無くなってかえっていい。
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# by buribushi | 2012-01-27 19:22 | 猫・動物 | Comments(8)

また、てぃんさぐぬ花

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沖縄へ行くようになって何回目か、観光客相手の大きい民謡酒場ではなく、地元の人の行くところへ行って見たかった。
那覇の、国際通りからは離れた小さい民謡スナックは、ランニングシャツ姿の若者や島サバ(ゴム草履)を履いたオジーが飲んでいた。
近くにいる若者が「運がよかったさー。あれ有名なシバイサーだよ」「役者さんってこと?」「そうそう」曜日によって違う出演者が、今夜は当たりだというのだ。

それが宮里栄弘・瞳夫妻を見た初めだった。民謡と踊り、沖縄古武道の型など見せる。
圧巻は「鎌の手」で、月桃をスパスパと切って見せたあと、その鋭利な鎌をつけた紐を両手首にきりきりと巻き、鎌を持って武術の型を見せていたと思うと、いきなりその鎌がひょうと飛んで来る。弧を描いてまた栄弘さんの手に戻るんだけど、その一瞬、のけぞってしまう迫力があった。

瞳さんと二人で獅子舞も見せた。沖縄のお獅子はふさふさと毛が生えているが、それを一本一本結んで自分で作ったと言っていた。中で一度二人が入れ替わり、また戻っていることなど初めはわからなかったので、あのきゃしゃな瞳さんが栄弘さんを高々と担ぎ上げるのかと驚いたものだ。
獅子舞が終わると、客席で一人一人頭を噛んであるく。
小さい熨斗袋をお獅子の口に入れると、握手して受け取って呉れた。

「アラレちゃんアラレちゃん」と栄弘さんが言う。「カウンターのアラレちゃん」カウンターにメガネを掛けたのは私しかいない。「わたし?」「そう、アラレちゃん。沖縄の歌は何をご存知?」「うーんと、てぃんさぐぬ花」「ハイ決まりー」三線はすぐ前奏を弾きはじめ、私はひょこひょこと出て行って唄ってしまった。
酒場へ一人で入るのも初めてなら、唄っちゃう、というのも初めてだった。

勘定を頼むと700円だという。「え?それでいいの?」「ウチは何でも700円。お酒も、おかずも、何でも一つ700円」「チムは?」「あれはお通し」1000円払ってお店を出た。
泡盛を一つ取って、水でうんと薄くして、添えられたレバーの塩茹でをしこしこと噛んでいたのだ。
何だかとても「大人」な気分がした(六十幾つ(当時)になって何を言ってんだか)。

写真は栄弘さんの「芸能生活35周年記念」のプログラムから。空中へ跳び上がっているのも彼である。
シバイサーと言われたのは、「ウンタマギルー」「パラダイスビュー」など、沖縄映画に彼がよく出演していたから。



# by buribushi | 2012-01-26 10:35 | 沖縄 | Comments(6)

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