おしゃべりきものⅡ-または、おしゃべりねこ

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土偶を見る

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雨の中、県立博物館へ土偶の展示を見に行った。
土を捏ねてまとめたものに、棒かなにかで穴を三つ開けると目と口になる。そういう土偶にも表情があるし、体の残っているものには、乳を表すもの、性器を表すらしいものがある。
この辺りで出土するものはあたまの上が平らに作られていて、河童型土偶と言われているという。
壊れた物が大半ながら、膨らんだ腹部と太くどっしりした脚を持つものが多かった。小指の丈の、さらに半分くらいのごく小さいのもあった。

土器につけられた模様の複雑で完成度の高いこと。
用途のわからない、三角形に焼いた土器は掌に二つ三つは載るくらいの大きさで、それにも線が刻まれたり、小さい穴がたくさん開けられていた。これを作った人は楽しかったことだろう。

土の中から物だけが掘り出されて、これらを作った人はみんな天然の彼方へ帰ってしまった。
でも、この人たちがいなければ、いまの私たちもいないわけで、いのちを繋いで渡してくれたわけ。
私たちも、命を先へと流してやって繋いでやって、過ぎていくものに過ぎないというような、妙にふんわりとした楽な気持ちがした。

帰りに、初めて見る農産物の直売所に寄った。百日草一束。茄子、胡瓜、人参、じゃがいも。ヨーグルト。豆大福。白もち切り落とし(あられにするつもり)。

茄子きゅうりがならなくなって糠みそ漬けの中味が乏しいので、帰ってすぐ茄子ときゅうりを漬けた。



by buribushi | 2011-09-30 19:50 | お出かけ | Comments(6)

あけび収穫・コウソ液仕込み

旱が長かったせいか、咲きだすのが遅かったヒガンバナがやっと咲き始めた。写真を撮って、パソコンに入れて見たら、あれ?ヒガンバナの奧に何か見える!
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飛んで出てみた。ここにアケビが実をつけているのはわかっていたが、それがうすむらさきに熟しているのに気がつかなかったのだ。
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鋏を持ち出してアケビをもぐ。アケビが大きくなるにつれ、重みで、からみついているニワウメの木が撓って来たから、地上10センチくらいのところで実っているのもあった。
エビヅルは、去年蔓が虫に食われて枯れたので、ほんの少しの収穫。でも、うちの玄関を出てすぐの「藪」でこの収穫だから、藪を称しているのは本当です。
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そこで、大きい瓶の出番。
アケビやエビヅルなど野生の果実には、元気な自然の酵母がついているので、それを利用して作る健康飲料、うちでは通称コウソ、を仕込むのだ。取ったその日のうちに仕込むこと、と、参考書(農文協・わが家の自慢料理 2)にあるので、ほかの材料を取りそろえて、午後から始めた。
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アケビの皮を取った正味が500グラム、エビヅルが少々、これがいわばタネ菌。(タネはいちじくでも、桑の実、野いちご、自然のものなら何でも使う。)

ほかに、青リンゴ、梨、葡萄、人参、トマト(青いのも)、なつめ、千成りほうずき、いちじく、まこも、青紫蘇の穂、を使った。材料は何でもいい。種類は多いほうがいいという。
合わせて6キロほどの材料はみんなステンレスの包丁で細かいさいの目に刻み、刻むそばから砂糖をまぶして瓶に入れた。
砂糖の量は材料の目方と同じくらい、というんだけど、手元に5キロあったのでそれだけ使った。毎日混ぜて様子を見るから、足らないようならまた足す。
全部入れ終わるころはもう水がひたひたと出ている。今回梨が多いからなお早いのだろう。上に砂糖を撒いて、乾いた布をかけ、軽い蓋を載せて置いた。

ぶつぶつと発酵して泡が出始め、日毎に盛んになるはず。1週間くらいでそれが鎮まってきたら、目の荒い清潔な布で絞る。
5倍か6倍に薄めて美味しい飲み物になる。発酵によって砂糖は果糖に変化しているそうだ。

粕は漬け物の甘みつけに使ったり、発酵肥料のタネ菌に使ったりする。収穫の終わった畑に、不要の蔓や葉っぱなどをばらまき、水に入れてかき回したこの粕を撒いて置けば、雪の下で静かに土が肥えるはず。



by buribushi | 2011-09-29 10:03 | たべもの・のみもの | Comments(14)

山からのお客

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朝、ナツメをもいでしまい、半分強を洗って干した。残りは娘①のところへ持って行った。べつに打ち合わせたわけではないが、両方のうちでサムゲタンふうお粥を食べるようになっていて、干しナツメが入った方がかっこいいと思うわけ。

もち米に、鶏の手羽なんかを入れて、にんにく・しょうがも入れて煮込むが、その時自家製の干しナツメも入れたい。さらに、貰い物の朝鮮人参を蜜に漬けて干したという食品があるから、甘くならない程度にちょっと入れる。美味しい。温まる。

山のハシモトさん、コバヤシさんが来たので、急いでごはんを炊き、鶏肉とジャガイモ、人参を煮込んで、擂り胡麻も入れた煮物。昼の残りの大根間引き菜とジャコの炒め物。大根葉と茄子の糠味噌漬け。なんかで一緒に夕飯。

つやつやした大きな茗荷、引き締まった山栗、初めて作ってみたというマコモなどもらう。
ヤマナシ・・・ゴルフボールくらいの大きさで、固くて渋いが、置いておくと甘酸っぱくて香りも良くて、という、原種っぽい梨、の、手に入るところがあるという。果実酵素にはもってこいだ。田んぼが済んだら一度山へ連れて行って貰おう。
彼らの米は上流に田畑のない山の清水を引いて全部手作業で、最高の米だけど10キロ1万円。残念ながら、いつも食べている米の3倍では買えない。



by buribushi | 2011-09-28 22:56 | Comments(2)

同級会の帰り道

昨日とはうって変わった秋晴れの良い日になった。
帰り道の高速道から見える上越国境(群馬と新潟の境あたり)の山。
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赤城のインターチェンジ。
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池田美術館から見る八海山方面。
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美術館の庭に熟していたヤマボウシの実。
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by buribushi | 2011-09-27 19:31 | お出かけ | Comments(6)

ぞうさん

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マゴが来てお風呂に入った頃の、ぞうさんの如雨露がまだある。もうぞうさんで遊ぶような幼子はいなくなったのだが、殺風景な風呂場に赤い色があるのはいいので、残してある。残してある言い訳のように、私の歯ブラシが立ててある。同級会で出かける前なので、こんな写真を。

昨日の法事で隣り合わせたハトコが、私がいつか考えていたような、ある家が絶えていくことについての考えを話して呉れた。同じ原因を考えていた。ただ、彼は、私の感じたより一代上の老母にそれを当てはめていた。その方が真実に近いだろう。
こういうことはそんなに希有なことではなくて、それを感じ取る人もまた、あることはあるのだが、普通の人は慎んでそれを語らないだけだ。起きてしまったあとで感ずるのだからなおのこと。
小説家であったなら、書き残せるかも知れない。
具体的には言えないが、約めて言えば、女の知恵、真の意味の知恵ではなくて、自己中心の浅い知恵を巡らすことの罪深さ。
だれかとじっくり語ってみたい気がする。

にんにく植えは済んだ、さしあたって畑に心配はない。ったって、一泊二日の不在でしかないけど。

わすれものはないか。



by buribushi | 2011-09-26 10:02 | くらし | Comments(6)

写真は午前の部だけ

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弟夫妻の野菜直売所、「農天市場」が、長岡で一日だけの催し物「オーガニック・マルシェ」に出店した。山の上の畑で育てて水害を免れた藷が何と言っても人気商品で、試食用の焼き藷もあってよく人が寄っていた。
ほかに無農薬栽培のソバ粉、ソバ茶。米。どれでも100円のフリーマーケット。有機栽培コーヒーや酵素ジュースの店。などいろいろ。
750円のオーガニック弁当には長い列が出来て、お店の人がパニックになるほどだったそうだ。

なぜ午前の部かというと、午後は従姉の七七忌法要に出席のため寺泊へ行ったから。
葬儀の時も言ったことだけど、お経の響きが快くて、少しもお経を長いと思わない。おときの席で、そのことを申し上げる。この前お聞きしてから、カセットテープを探し出して買いました、と話す。
三蔵法師はどういう人だったかという質問が出たり、他宗派とのお経の違いについて聞く人があったりした。
いやどうも、こちらのご親族はみなさん教養が深くて、わたしお応えするのに緊張しますとご住職が言われれば、はい、選抜してあります。と喪主が答える。
今日は大変なご馳走で、こんなご馳走に出会ったのは、5年ぶりくらいじゃないか、なあおい。傍らの若住職は、いや、七年ぶりくらい・・・などと、イキが合って漫談のよう。

お経のお声が良くて、一人で一度にふたいろの声を出すモンゴルのホーミーみたいに聞こえる。若い副住職も朗々としたお声であった。

明日、明後日は同級会で伊香保。温泉場が好きなわけではないけど、中学の同級生に会うのは久しぶりで、うれしい。



by buribushi | 2011-09-25 19:45 | お出かけ | Comments(4)

実り

↓うちの裏の、ヤマノイモのむかご。いろいろ生えて藪状態なので、芋を掘ろうとしてみたことはないが、年々大きくなってはいるのだろう(前年の芋の脇に新しい芋が出来て、前年のは吸収されて抜け殻のようになる)。毎年むかごだけ取って食べる。
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↓エビヅル。これは表側の、エゴノキ、アンニンゴなどが植えてある一郭。木があるので、鳥が置きみやげをするのだろう、いつのまにか生えて、実るようになった。去年は果実酒を漬けた。
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↓ハッショウマメ。名前は、一粒が八升になるから。という説もあるほど、大きな房が幾つもつく。藤のように房をなして咲く、古風な紫色の花はみごとだ。今年の日照りを物ともせず、茂りに茂っている。これだけは畑で。
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↓あけび。エビヅルのある表の藪の周りの、白樫の生垣にからまってなっている。春、ずいぶんたくさんの花をつけたので、授粉してやった。うらの藪の花粉を表の藪へ。表の藪のは裏へ持っていってつけてやった。両方にぶらぶら実が付いたが、秋風とともに、少し色が明るく、熟したくなって来た様子。
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ここに何度か登場したサルナシ。じつは実が自然落下で減り、ついにこの一個だけになってしまった。雌雄両性花が咲いて、実がつく。ということが確かめられただけでも意義がある。ことしまたずいぶん茂ったので、来年を楽しみに。

年とともに、あれほど好きだった山歩きもしなくなってしまったが、身のまわりにある「山」だけでもざっとこんなもの。
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長い雨が上がり、いきなり秋になった。長くかけてあったすだれと葦簀を外して、からりと明るくなった。



by buribushi | 2011-09-24 09:24 | 草・木・花 | Comments(6)

暗い空

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長い日照りのあと、19日から降り始めた雨は、その後まだ断続的に降り続いている。もう畑も充分湿ったし、お引き取り頂きたいところだ。
捻れるように傾いたハッショウマメの柵、ばったり倒れて大根の畝に載ったゴーヤーの柵を直す夫を手伝う。ゴーヤーは実が大小幾つも付いているので重くて、やっと起こした。

随分前に、沖縄の農家を取材させてもらったことがあって、そのなかに「バタンキュー」という装置があった。台風が来そうになるとゴーヤーごと柵を寝かせてやり過ごし、台風が済んだらそっくりまた起こす、というもの。
その時は他に、サツマイモの掘り取り農園と、ハーブの栽培・加工を立ち上げた女性を訪ねたのだった。新しいカメラを持って行ってうまく写真が撮れず、一度でこりごりさせたらしくてその後取材を頼まれないのは残念。

ゴーヤー畑の帰り、農協の組合長さんが那覇まで送って下さり、安里の曉書房という古書店を教えて頂いた。とても豊富な古書店で、行くたびに寄っていたが、あるとき無くなっていた。
いま本棚にある本に曉書房出身のが随分ある。古波蔵保好の「沖縄物語」「料理沖縄物語」もそうだ。

去年の2月以来沖縄に行っていない。99年から、1年に3回くらいのペースで行っていたから、こんなに長く行かないのは始めてだ。年内には行こうと思う。もうあと何回行けるかわからないので、このあとはもう、一人でじっくり行きたい。
始めての土地を心細く歩き回るのが正しい?旅のような気がするが、小路の小さい店まで知っている那覇にまた行きたい気持ちも強い。沖縄の人間に会いたい。



by buribushi | 2011-09-23 20:22 | 沖縄 | Comments(4)

またケータイ入れ

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小幅に織った布を接ぎ合わせてある、アフリカものかと思われる木綿の端切れ。藍も淡く生地は柔らかい。昨夜眠くなるまで刺し続けた。紐のいいのがない。町では、こういう一寸した物が手に入らない。何でもかんでも旧市内へ行かなければ用が足りない、と、町のお店はますます寂しくなる。

台風は去ったが雨は残り、今日も一日中降った。朝見回った畑で、ハッショウマメの支柱が傾き、ゴーヤーが支柱ごと倒れていた。
雨を得て葱の育ちはめざましい。根本を覆った堆肥が湿って染み通っていくさまを想像した。
ダリアもよく咲いているが、風で花の付いた枝が折れたものが多い。

蔓を切り捨てて鉢に植えておいた仙人草、葉の付け根から小さい新芽が出て来て、根が着いたかと思われる。大きい株だったから、早く茂って来るだろう、大変嬉しい。

夕方、ネコのごはんやヒトのおかずを買いに出かけた。寺泊で娘①、②の乗った車とすれ違う。今日、一軒片付けのものをP店に引き取ってもらったのだ。「寄って」と電話あり。Pから麻の夏座布団、紬の白生地1反貰う。話を紹介したお礼?
仙人草の場所を通ったら、花は終わってたくさん実がついていた。こんどあれを取って来て蒔いたらいい。



by buribushi | 2011-09-22 19:27 | 作る | Comments(7)

ケータイ入れ

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携帯電話にぴったりの大きさの袋を作った。全部手縫い。昨夜始めて、今日の昼休みに続きを縫って。
さらに、もらいものの布、細幅に織って接ぎ合わせてあるからアフリカものかと思われる、うす藍色の布をちくちく刺し始めた。

古いシーツやシャツその他を紐で括ったのを三つ作り、出雲崎のKボロやさんへ持って行った。
デッドストックものが来たらしい、未使用のパジャマがたくさんあって、どれでも持って行きなさいという。なかなかシックな格子の男物を一着貰って来た。夫がNさん(千葉の友人のダンナさん)に着せようと言っている。

昨日から雨が降り止まない。雨が欲しい、雨が欲しいと言っていたが、ありがとうございます、もう充分ですからお引き取り下さい、と思う。またあちこちで水害が起きている。
昨夜岐阜県白川町で外を見に出た人が行方不明、とニュースにあった。白川町も広いからね。切井は海抜500以上もあるから大丈夫、と言っていたのに、今朝新聞を見たらその切井の人だった。
「デミセ(屋号)の何々さぁやよ」と同級生が言うが、50年余り前に去った村なのでお顔は浮かんで来なかった。

このあと23日は東京へ行っていた義姉が帰って来る。25日は寺泊で法事に出席。26,27日は伊香保で同級会。28日整体。29日歯科予約日。2日は新潟市でリコ・神島のコンサート。夫は町民運動会、班長なので休めない。9,10日は千葉の友人夫妻来る。
畑は、晴れたら真っ先にニンニク植え。サツマイモ掘りも始めなくては。



by buribushi | 2011-09-21 20:05 | 作る | Comments(8)

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