おしゃべりきものⅡ-または、おしゃべりねこ

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洪水の後

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魚沼の弟のところへ大水見舞いに行って来た。

高床式の床下は便利なところで、外から持ち込むものも、家の中のものも、片付けるには屈強の場所なのだ。そこへ大量のゴミもろとも泥水がなだれ込んでしまった。
何もかも外へ放り出して、捨てるもの、泥を洗い流すもの、大勢の手伝いとともに立ち働く。その様子を撮るのは遠慮した。

床下は水を撒いてはデッキブラシで洗って押し出す。
私も7年前の大水が床下に入ったとき経験したが、こういうとき水が持って来る泥は粒子が細かく、あらゆる所に入り込んでいるし、床にあれば滑りやすい。今日は乾ききっていないのがまだしも救いで、あの泥が乾いて仕舞うと洗い流すのがさらに困難になる。

家では、冬物衣類を入れた茶箱が幾つも、浮き上がって横倒しになった。編み目の一つ一つ、布目の一つ一つに食い込んだ泥を落とすのを諦めて、皆捨ててしまった。
梅干しのカメは浮き上がって別の場所に着地していて助かったが、重たくて動かない味噌や沢庵の桶には泥が入りこんでいた。

写真は弟の家の近く、国道17号線脇に立つバス停の標識に、流れて来たゴミがとどまっている様子。一時は国道をボートが通ったという話もわかる。道路のゴミは市が(国が?)片付けたらしい。

畑に比べて、田んぼは復元力があるものだと思って見て来た。



by buribushi | 2011-07-31 17:50 | 災害 | Comments(8)

信濃川河川敷

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今日、午後の、蔵王橋下手、信濃川左岸河川敷の畑の有り様。これでも水が引いたのだという。

一度冠水してしまえば、地上の野菜も、地下の、いも類などもみんなだめになる。そのかわり、というか、ネズミやモグラもいなくなり、洪水の運んで来た泥は栄養豊富で、次の年からはうんと出来がいいのだとか。



by buribushi | 2011-07-30 17:53 | 災害 | Comments(12)

千体川(せんだいがわ)

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雨はまだ止まない。魚沼の弟の家は高床式住宅にも関わらず床上浸水だという。乗用車は近くの駅の駐車場まで逃がしたが、軽トラは水没した。
床下に貯えておく、掘ったばかりのジャガイモ、保存用の漬けたり干したりした山菜類、予備の米なんかも流されたらしい。
高床式で畳を上げるほどの浸水となれば、田畑は言うに及ばない有様だろうが、気の毒でこちらからは聞けなかった。国道、高速道路、JR上越線もみんな不通だから、行ってみることも出来ない。

十日町の友だちは避難所へ入った、鉢植えはみんな流れた(月桃も)。三条市の友だちは避難勧告が出たが、二階に避難して、思いついては階下からものを運び上げている、という。

いまはもう雨雲の早く去ることを願うばかり、旱のあとはこれだもの、農作物の被害も多いことと思われる。

うちの畑を見回る。やっと芽生えたばかりのニンジンは倒れ伏している。葉っぱがしんなりして、諦めなくてはいけないかと思ったものたち、イモ、オクラ、落花生、豆などは元気になった。

写真は家のすぐ近くの千体川(せんだいがわ)、川底に生える丈高いガツボが頭だけ出している。

止み間に鳥が騒ぐ。ピースピースピース、とうちのネコを連呼する鳥。クセエクセエ、クセエクセエと鳴く鳥。「臭くないっ」と返事する。イマイクツ、イマイクツ。「七十四だよう。」



by buribushi | 2011-07-30 13:43 | くらし | Comments(4)

雨上がり

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おりおり激しく降ったり、薄日が射して蝉が鳴いたりする。じっとりとして梅雨時みたいだ。
畑のものや花が枯れそうで、待ちこがれていた雨だから、モンクは申しません。魚沼では床下浸水のようす、ブログ(畑に吹く風)で見る。

雨が盛んに降る時でないと出来ない仕事、桶洗いをする。床下にある、まだ少し中味の残った漬け物桶の、糠などを堆肥の上に捨てて、雨水溜からの水をじゃんじゃん流して桶や石を洗う。
じじばばだけの暮らしでは漬け物もそう要らなくなっているのに、習慣で漬けてしまう、そうしてこういうことをする。
今年の秋は少しの沢庵と、食べるだけ少しずつの白菜漬けくらいでよろしい。古くなったプラスチックの桶など、割ってごみに出してしまおう。

雨が小止みになり、二歳くらいの小さい子どもが傘をさしておかあさんの後ろをあるいている。何でも面白くて仕方がないので、どんどん遅れては待ってもらうことを繰り返し、ゆっくり去った。
桶三つをよく洗ってお仕舞いにするころ、やっと戻って来た。今度はつぼめた傘で地面にズーズー音をさせるのが面白いらしい。あのくらいの子どもを世話するのはほんとうに辛抱がいる、たちまち大きくなってしまうから、がんばってねとおなかの中で言う。

若い母親の気持ちもわかる、何でも面白かった幼児の気持ちもわかる。初めて長靴を買って貰った日、一人で遠くまで歩いて行ってしまい、母が探しに来た。坂道に手をついて歩いて行った72年前!



by buribushi | 2011-07-29 16:04 | くらし | Comments(6)

雨後のとうもろこし

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天気予報が「大雨洪水警報・雷注意報」などというほどのことはなかったが、結構いい雨が降り、畑にはなんの心配も無くなった。やれやれ。

ハシモトさんが、家で通称藷の親方と呼ぶサツマイモ好きの大工さんと来て、薪用に貰ってある木のいいところを材木として使うために軽トラに積んだり、片づけで出た電機類を積んだりしていく。

遅朝飯を食べて来たのでゴハンは要らないが、藷が食いたい、ということで、保存した藷の最後を蒸かして出した。残りを貰っていいか、と、紙袋に入れて行った。
なんのたくみもない、藷が食いたいから藷が食いたい、と言うので、あの人たちに遠慮なくされても少しも嫌な気持ちがしない。

「越後古代史の研究」は、図が面白いだけでなく中味も面白い。
石器時代の人は海岸沿いに住んだので、遺物の発掘されたところを繋いでいくと当時の海岸線になる話。

明治26年ごろ出た地方誌に古志郡名木野村の口碑が載っているが、尾首ともに八つある大蛇の伝説は古事記・日本書紀のものとほとんどおなじである。
娘を差し出した名木野村の長者の名は「稲田」で、代々稲田を名乗り現存する、とあるが、記に「櫛名田(くしなだ)姫」とある名は、紀では「奇稲田姫」。同じ事件を述べているとしか思えない話、とか。

著者が越後の人に違いない証拠には、堂々たる文章のなかに「い」と「え」の混同があるのもほほえましい。
さすがの活字中毒者にもさらさらと読み流しは出来なくて、眠さに本を取り落とすまで読んでもあまり進まない。

写真は雨後の庭畑。Mちゃんに貰ったもちとうもろこしは、2メートルになんなんとしてようやく赤っ毛のちぢれっ毛を表し始めたところ。オクラも元気、サトイモ息を吹き返す。

今夜、今年はじめての馬追の声を聞いた。



by buribushi | 2011-07-28 20:32 | 本・短歌など | Comments(8)

高嶺の百合

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昨夜から今朝に掛けて、雷と雨。待ちこがれていた雨で、寝ながら笑えてくるほど嬉しかった。
朝、真っ先に畑へ行って見たら、雨は思ったより少なかったらしく、あまり深く浸みてはいなかったが、少なくとも撒いた水を弾くような乾きすぎは治った。
明日の予報は一日中雨、というので、それでやっと畑が潤うと、頼みにして待っている。

午後、出雲崎、寺泊へ。
出雲崎ではKボロ屋さん(正式の店名)へ、シーツやタオルなどウェス用に貰ってもらう。いつもありがとうと地物のモズクを下さった。早速夕飯に頂いたが、ぬめりがあり、香りが高く、美味しいモズクだった。

寺泊ではPアンティークに、昨日の帯を含め帯、きものなどを一包み持って行く。お代無し。また古書数冊を貰ってくる。
和綴じの算術の本、明治14年発行のもの。同じく明治16年発行の十八史略字引大全。大正3年発行の手紙文。

ただ一冊和綴じではない、大正14年発行「越後古代史之研究」は、この前行った古書店が歴史ものが好きだと言ったから選んだのだが、見ると口絵の「地質(沖積層)図」「石器時代の海岸線」「後冷泉天皇康平三年子年五月」の地図などが大変面白い。
正確度はともあれ、わが町が大昔は海に面していたというのはやっぱり本当なのだろう。
地質図では、佐渡が二つの島だったのを、沖積層が埋めて繋いだ所などが載っている。この本は手元に置く。

本を動かして利益を得ることをセドリというらしい。職業にしている人もあるという。そんなつもりはないけど、品物の代のかわりに品物をくれるので、それを本にしたわけ。面白くないこともない。

移動中、山百合の群落をみる。とうてい行けない崖の地形。何枚か写真を撮ったが、遠すぎたので、割合近くて百合とわかる写真を載せた。人の行きにくい場所なので殖えたのだ、有り難い。

夜に入り、ぼつぼつと雨。だんだん強まるらしい。



by buribushi | 2011-07-27 20:54 | 本・短歌など | Comments(8)

丸帯

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多分、これが、名前だけ知っている絽綴れ(ろつづれ)という織りだと思う。色も柄もクラシックに落ち着いて、戦前のものではないか。

きれいなので、載せてみた。

私はこの帯にふさわしいきものを持たないが、さて、どうしたら一番いいのだろう。煤けた謡い本でさえ使い道があるのに、これはきれいなだけに難しい。



by buribushi | 2011-07-26 22:17 | きもの・衣服 | Comments(6)

工作の時間・旱ばなし

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籠に和紙を張って、乾いてからニスを塗った。渋を塗ったのは前に作って使っているもの。
渋はしっかりした仕上がりになるが、下地が見えなくなる。謡いの本を張ったので、その文字が模様みたいに見えるのが楽しいからニスにした。

干物やお菓子などが入っているような、造りのかんたんな竹籠があるとき取っておいて、幾つか溜まったら和紙を張る。いまの障子紙などでは良くなくて、古い帳面や本の紙を使うが、薄く軽くて丈夫なこと、昔の紙は優秀だなあ。

まだ雨が降らない。
降水確率50%、などという予報が何回も外れて、もう3週間も雨らしい雨が降っていない。
植木鉢の花は天候にかかわらず水をやらなければならないし、畑も、蒔きたてや植えたてのものは水をやらないわけにはいかない。
手が回らない茄子は艶の無い、変形した実が付くだけ、胡瓜も似たようなもの、元気なのはトマトだけだ。

近年、旱(ひでり)、水不足のことが多いが、今年みたいに、地植えの花が枯れそうなのは初めてで、容易ならぬ旱だ。
家から前の畑まで、水道の水を運んではかけるのに、今まで地の花にはやっていなかった。
このところ、枯れそうになってきた花の多さ。フロックス。ベルガモット。八代草。ガウラ。ほんとうは葉が枯れてくる前に水やりを始めなければいけないので、昨日や今日始めても遅いかも知れないが、見かねてそれにも撒き始めた。ダリアにも、百日草にもやる。タカサゴユリにも。
野紺菊はことに土の固い、畑の入り口にあるので、葉が萎れ始めたら早くて、この場所のはもうだめかもしれない。

茗荷の群がっているところにも今日はホースで水をまく。これをし始めたらきりがないんだけど、葉先が枯れてくるのを見殺しにも出来ない。

毎日水をやっているニンジンの畝に草が目立つので、夕方抜いた。水があれば草も柔らかく、すんすん抜けてくる。ニンジンはほんのぱらりと生えている。朝夕水をやって黒いカンレイシャをかけていてこうだ。
ひたすら雨待ち。



by buribushi | 2011-07-26 21:37 | 作る | Comments(6)

大漁旗

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出雲崎でわけてもらった大漁旗が何枚かある。絵柄は鶴亀だの、宝船、束ね熨斗などお目出度く、極彩色に染めて、船の名と送り主の名がはいっている。

屋上にポールを立てて、誰々の誕生日だから掲げよう。憲法記念日だから。初めて来るお客の目印に。などとはためかす。はじめはびっくりしていたご近所も、「今日は誰が来なさるね」などと言うようになった。

先日遠来のお客があったとき、久しぶりに掲げた。帰りに、お好きなの差し上げましょうと言って選んでもらった。黄色の部分が多いのがいい、と、楽しそうに選んでいたが、あとでご自分の店内に張ったところをメールで見せてもらった。

これは家に残っているうちの一枚で「鶴亀」の図の旗。
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by buribushi | 2011-07-25 20:05 | くらし | Comments(7)

エビヅル

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エゴノキやヤマボウシ、山百合など、山のものを植えて雑木林ふうにしている一郭に、エビヅルが実をつけるようになっている。

ウワミズザクラに絡んでいるから、その実を食べに来た鳥の置きみやげだろう。それより先、表の垣根のもとに葡萄のようなものが生えて、小さい葡萄の房型の花をつけたが、一度も実らなかった。あとで思えばエビヅルの雄花だった。そのまま茂らせて置いた。

何年かあと、数メートル離れたウワミズザクラに絡んだ蔓に実がついて、山葡萄の一種エビヅルだと分かった。去年は随分たくさん実がついて、笊に一杯ほども穫れたのだが、そのあと蔓に虫が入って瘤状にふくれ、枯れてしまった。
今年はそのヒコバエだから数は少ないけど、また実が見られて嬉しい。山みたいでありさえすればいいのだ。先頃ナツハゼを植えたのもこの近くだ。

相変わらず雨が降らない。今夜半降るという予報が、どうか当たりますように(この前はぬか喜びに終わっている)。
サツマイモの畝の草が残っているのを取ろうとしたが、畝はまったく乾ききって、藷の葉もくったりしているので、ここで草を抜いて根を動かしたりしないほうがいいだろう、すぐ止める。

前庭の、ヘチマを植えたあたりの草を取った。ヘチマの根元に肥料を少しやって、畑から土を運んで覆い、水をやる。芽を止めたヘチマはわき芽を出しながら随分伸びたが、まだ日陰を作るには至らない。あり合わせのすだれを掛けてもらった。



by buribushi | 2011-07-24 21:35 | 草・木・花 | Comments(2)

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