おしゃべりきものⅡ-または、おしゃべりねこ

カテゴリ:本( 94 )




文庫本「日本史の謎は地形で解ける」

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このところの地図・地形・地質への興味から、長岡市関原にある「新潟県立歴史博物館」へ行って来た。
そこで買って来た本。著者は建設省(いまの国土交通省)でダム現場を数々見る仕事をして、地形と気象に経験と知識を積んだという。
地形を見ていると、いままでの定説と違う歴史が見えて来る。地形と気象は動かない事実なので、そこから見た歴史をまとめた。
「なぜ信長は比叡山延暦寺を焼き討ちしたか」「なぜ徳川幕府は吉良家を抹殺したか」「実質的な最後の征夷大将軍は誰か」等々、定説に無い解釈が納得出来る。

弥生人に追われて縄文人は蝦夷地へ逃れた。私は自分を「縄文度」の高い、縄文人の末裔と思っているが、季節・気候と切り離せず一斉に仕事(稲作)をしなければならない弥生人の気質、と言われてみると、いよいよ私は縄文の裔だわ。征夷、の夷、とは、狩猟民族、すなわち縄文系だからねー。
わたしには征夷大将軍のくだりこそ読み過ごせないはなしだった。


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地図は期待したようなものは見られなかった。
これは図の外に少しだけある文字が読み取れなくて、図の中には何も書いてなくて。


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ボタンを押すと点灯して、交通(港)を表す地図。


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近くで発掘された土器の破片、石器など。
石斧の左から五番目、つるつるに磨かれたものが、形、質感とも生家の畑から出たものに似ている。



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鏃(やじり)などを作った材料、黒曜石の破片。この辺りで産したとも思えないが、どこから運ばれたものだろう。ここから見始めたので、写真の順は下から上へ、と、逆になっている。


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by buribushi | 2016-02-10 16:23 | 本・短歌など | Comments(9)

言葉って、すごい-高山なおみブログ「日々ごはん」から

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17日、18日分の高山なおみブログ「日々ごはん」を読んで心が固まっていた。きのう、19日分からの更新あり。「ほいじゃが、SMAPと同じタイミングだったのが面白いのう」と、スイセイは気楽な事をいっているし、なおみは夕飯にスイセイのリクエストで麻婆豆腐丼を作った。

なおみ30代のエッセイ集「帰ってから、おなかがすいてもいいようにと思ったのだ。」のブックレビューをなおみが読む。
「まだ何者でもなかったころの苦悩や葛藤が、現在何者かになろうとして悶々としたこころで生きている人や、過去にとらわれて立ちすくんでしまっている人の胸の中の深い深い部分に共鳴していく」「自分に正直であること、誰がなんと言っても自分の好きに誇りを持っていい。それは自分の核となり、いつか自分を救ってくれる」

「料理家だ文筆家だと名乗っているが、まだ何者にもなっていない。お腹の中にある「どうしてもやってみたい」気持ち、神戸に移住してまでやろうとしていること。気持ちがゆらぐ時は先が見えなくなって立ちすくんでいる。
あのころ自分が書いた言葉が本になり、若い人が、何十年も経ってからどこかで読んでくださった。
その言葉がこうしてまた私のところに戻って来てこんな風に胸をつかまれ励まされるなんて。
言葉って、すごいもんだな。」

言葉は、すごい。私もそう思う。

でも、「やってみたいこと」のために、神戸の「古いロシアのホテルのような」マンションと、庭のススキ抜きも終わったかどうか、水道もまだ直っていなくて外からホースで汲む山の家とに別々に住むということが、理解できない。「何層も積もった川底の泥が剥がれるように」の意味深な言葉の表すものもまだわからない。

なおみの文章はまだ読みたい。料理の本は、もういいかな。最新の「ごはん」の本には、卵かけご飯の作り方まで出ていた。書きすぎ、あるいは書かされ過ぎ。初めてそんな気持ちがした。いまは卵かけご飯の作り方もわからない人がいるのかもしれないが。



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by buribushi | 2016-01-28 22:05 | 本・短歌など | Comments(4)

象牙色の角が生えた小さな鬼-「家守綺譚」など

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この作家の物を読むのは初めて。文庫本の帯に又吉直樹が紹介文を書いていたので手に取ったのだった。
主人公は「駆け出しの物書き」で、ボートで行方不明になった学友の家に「家守」として住む。ある日床の間の掛け軸の絵からボートに乗った友が現れて言葉をかわし、また絵の中に帰って行く。それからも時々出現する。

庭のサルスベリの木に「懸想」されたり、拳より小さい鬼に出会ったりする。小鬼はとうもろこしのヒゲに似た髪のなかから、まごうことなき象牙色の角が見えた。自分の何倍も重そうなフキノトウを軽々持って帰って行く。
水に入れればまた河童に戻るという干物?を拾ったり、和尚からタケノコを貰った直後にまた同じ和尚がタケノコを持って来て、今朝狸にタケノコを掘られた話をしたり。

異界とこの世が入り交じる日々、それを少しも不思議がらない隣のおくさん、やってきて居着く犬は友が名付けて行く。彼が生前飼いたかった犬。
それを食べれば自分も異界の人となり、日がな一日憂いなくいられるようになるみずみずしい葡萄をすすめられて、主人公は食べない。そういう生活は-「私の精神を養わない」。友はきっと葡萄を食べたのだ。

幻想のような話のなかに、いきいきとほんとらしいところがまじり、読み終わるまで眠るわけにいかなかった。



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同じ作家のエッセイ集。学生時代を過ごしたイギリスの下宿の女主人やそこの住人達の人間像が深くいきいきと語られる。英語を母国語なみに話せる人の外国暮らしとはこういうものなのか。

列車で旅行したとき、確かに切符を取った個室に、車掌が入れてくれない。通路に面した席をここだと言う。彼の態度に軽い人種的偏見を感じ、一歩も引きたくない。
いろいろあって、個室に入ることが出来た。車掌がベッドメイクに来る。
「あなたが私の言うことを信じてくださらなかった、あのとき。わたしは本当に悲しかった」
うつむいた彼の顔が一瞬で真っ赤になり、何も言わず黙々と作業を終えて、おやすみなさいだけ言って出て行く。
列車を降りるとき、彼は手を取って「いいご旅行を」とつぶやき挙手の礼をした。「ありがとう、あなたもいい週末を」このエピソードも印象深い。

ウィンストン・チャーチルとそのナニーとの心あたたまる関係は、まるで太宰治と越野タケさんとの関係のようだ。という一節は、たちまち理解出来るたとえ話で、こういうとき自分が本好きであることを幸せに思う。

また、この作者の本を次々読むだろう予感。


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by buribushi | 2016-01-07 23:28 | 本・短歌など | Comments(4)

本の貸し出し控え

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「図説 日本の絣文化史」という大冊の本を人に貸したことがあった。貸し渋ったのを、ぜひ見たいと言うことで、日付と名前を書いた借用書を置いて行かれたのだ。

何ヶ月、ではないもっと長い日にちが過ぎ、本棚を見て借用書を見つけた。借り主はもう忘れていて、借用書を見て思い出したが、その時は古書として売られた後、という意外な結末。
なんとしてでも手に入れてくれ、幾らであっても弁償するからと平謝りされた。ネットで探して、幸運にも一冊だけ出版元にあったのを買った。定価だった。

ド○ロクの作り方の本など、行方知れずになって買い直したのもまた見当たらない。必要になって探したとき初めて貸したのを思い出すので、相手の名も忘れている。
「貸し出しません」などと書いて貼って置くけど、効き目は、さて。
本好きの人はたいてい自分で買うし、貸してもすぐ読んでしまうから大丈夫なので、経験によりアブナイ相手は解って来た。あなたを疑うわけじゃないけど、一応書いて置くね、と、書名と名前を書いて本棚にピンで止める。味噌の作り方が出ている本一冊、本日貸し出し。


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by buribushi | 2015-12-27 14:35 | 本・短歌など | Comments(6)

夏みかんマーマレードの源流

左は佐藤雅子「私の保存食ノート」のマーマレードのページ。
右のカラー印刷は高山なおみの「料理=高山なおみ」のマーマレードのページ。
下の文庫本が今日読んだ佐藤雅子「季節のうた」。
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 河出文庫の、佐藤雅子「季節のうた」を読んだ。初版が1976年だというこの本は、2014年に文庫本化するにあたって、料理家の高山なおみが解説を書いている。帯も書いている。
 「夏みかんの外皮2個分を薄く刻んで、カップ5,6杯の水で柔らかくなるまで煮て、一晩そのまま鍋ごと置いておきます。翌日果実一個をむいたものと、みかん全部と同じ目方のお砂糖で煮詰めて作ります」
という引用に続けて、「何をかくそう私のマーマレードは、雅子さんのこのレシピがお手本になっています」と書いている。

 佐藤雅子「私の保存食ノート」にはもっとくわしくマーマレードが載っているが、皮2個分に果実1個、その目方と同じ目方の砂糖。水6カップで皮を煮て、そのまま一晩おくところは同じ。

 私はこのレシピに従って煮たマーマレードの苦さに一度で止めて、刻んだ皮をつかみ洗いして、茹でて水を替えてから一晩置くと変え、水はひたひた、砂糖は、ミカン二個分の皮と実全部の目方の6,70%の砂糖、という我流になって、30年以上煮て来た。

 昨年、「料理=高山なおみ」という本でマーマレードのレシピを見た。
 夏みかんの皮二個分、実一個分。砂糖は材料の目方と同量。ここまでが佐藤雅子式で、皮の下ごしらえはたっぷりの水で煮たって1,2分で茹でこぼし、またたっぷりの水で茹でて水をかえる。これをくりかえして、ほどほどの苦みになったら茹で汁ごとひと晩おく。
 高山なおみも、最初のレシピは苦かったのだな、とわかる。そこから自分のレシピに直していったのだ。
 これを見てから、私も皮を茹でこぼすやり方にして、皮と実は同量、砂糖は6~70%という自分式は変えず、マーマレードを煮るようになった。これが楽に出来て美味しく、もう戻る気はない。

 佐藤雅子式から我流、それから高山なおみ式へと変わって来たと思っていたが、もとはみんな佐藤雅子レシピだった、と今日知る。
 早くまた夏みかんを煮たくなった。



by buribushi | 2015-11-13 20:15 | 本・短歌など | Comments(6)

好きな本たち

藷を掘って、広げて干したり、それを箱に詰めて片付けたり。
デッキへじかに上がる階段が朽ちて危なっかしくなったのを夫が外したので、その下の草を取ったり。デッキの下は、冬、家に入れるほどでは無いが外に置かない鉢、クレマチスやホトトギスなどを入れて置く場所。
階段でふさがっているのを幸い草も取らず、不要の鉢や割れ物などがおいてあったのを整理。
など、して一日が終わる。気が付いたら写真が一枚も無かったので、好きな本を撮って来た。読み返し、読み返ししている本たち。買わなくても、借りなくても、ありがたいことに読むものには困らないのだ、ほんとは。


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石牟礼道子の本はそう多くない。


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高山なおみは料理本もエッセイもすき。寝る前に布団の中で読んで、安らかに眠くなってぽとっと落とす本、はたいてい高山なおみで、いま「日々ごはん」の4を枕元に置く。


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武田百合子の「富士日記」も、何遍読んでも新鮮に感ずる本。高山なおみが富士日記を好きで、彼女の「今日もいちにちぶじ日記」[明日も・・・ぶじ日記」は富士日記をもじってつけた名だという。
武田百合子のロシア紀行「犬が星見た」の跡をたどる旅をしている。その本をまだ買っていない。


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佐野洋子の本も出るたび買って、私より若い人だから一生読めると思ったのにもう亡くなってしまった。
絵本「もぞもぞしてよゴリラ」活字中毒者は本を読まない日はないが、読んで号泣したのはこの本だけだ。


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沖縄本だけで4段ある。古本も多く、古波蔵保好の「沖縄物語」「料理沖縄物語」などを始め、多くを那覇の大道の、いまは無い暁書房で買った。いい古書店で、行くたびに寄ったが、CDなどが増えて様子が変わって来たと思っていたら、次に行った時は無くなっていた。
4歳のころの「講談社の絵本」を振り出しに途切れない活字中毒、戦後、親の古い農業雑誌や辞書を繰り返し読んでいた時期もあったが、いまは一番恵まれている。



by buribushi | 2015-10-21 21:59 | 本・短歌など | Comments(4)

「椿の海の記」

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活字中毒者なので、出かけるときにも何か読むものを持たずにはいられない。

今度の大阪・京都行きに持って行った文庫本、石牟礼道子「椿の海の記」。自伝的形式に託した長編の第一部で、気を楽にしてたのしく書き上げたいと取りかかった、と本人が書いている。(この本のことは前にも一度書いたし、引用している水俣言葉も多くは同じ)



「水俣病をテーマにした四部作を書きすすめて、あまりに苦しいので、たのしいことをはさんで気力と体力をつけ、残りをなんとか書き上げて死にたいと」はじめたが、たのしいこともあるにはあるけれど、生易しくはない。

「人のいのちさえも金もうけのためなら、殺しても罪障を感じないで、経済の繁栄のためなら、世の中の多少のひずみは仕方が無いと考える種類の人間が増えてくる前の、心優しかった時代の山川や海の、いわば精神性を保っていたふるさとを、描いてみたかったのだとおもう」とある。

自分のうちの船だった廃船が波に晒されている海岸で、みちこと父親の会話。
「ひとりで徒然(とぜ)なかかなあ、この船」
「うーん、ひとりじゃが 徒然なかかもしれんばってん、びなは這うてくるし、蟹(がね)は這うてくるし、星さまは毎晩流れ申さるし 潮のくれば、さぶーん、さぶーんちゅうて、波と遊んでおればよかばってん、にんげんの辛苦ちゅうものは・・・こういう船のごつ、いさぎようはなか」

らい病だった隣人徳松が、親子三人で姿を消す。
「本妙寺にども廻んなはれば、徳松殿にもよろしゅう、なるべく長生きしなはるごつ、長生きさえしとれば、なんなりととよかこつもあろうぞちな、いうてくだはりまっせなあ」
と言う村人。

道路を作ると財産を使い果たした祖父、「めくらで気のふれた」祖母、身売りした末、十六歳で若者に刺されて死ぬ少女、生易しくはない世界を描いているのだが、ちりばめられた、詩のように澄みとおった水俣言葉を読むだけで、温かい手でほとほととたたいてもらうようで、心がしずかになってくる。
何回読み返しても、古びない本。



by buribushi | 2015-10-20 22:13 | 本・短歌など | Comments(2)

森於菟 「耄碌寸前」

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森茉莉の母親違いの兄、於菟の随筆集である。
覚えが無いほど幼い時に両親の離婚で母を失い、里子に出されたり、祖母と曾祖母に養育されたりした。その後自分と10歳しか年齢が違わない若い継母を持った。
母をひたすら愛している茉莉が描いてさえ、於菟にもの柔らかに優しい母だったと思えないが、そういう寂しい育ち方をした人のこの飄々とした老いっぷり。

鴎外の死は萎縮腎を病んだためとされて來たが、重い肺結核だったことが明かされている。
しげ(茉莉の母)が、あんたのお母さんにうつされたのだと言ったことがあるが、継母継子の間柄で素直に聞けなかった、とか、死の床の鴎外にしげが取り乱して泣きつき、鴎外の友人の賀古氏に「見苦しい、黙れ」と一喝されたとか、茉莉のものだけ読んでいたのではわからなかった面が多く出てくる。

医師である於菟が、解剖にまつわることをいろいろ書いている。事実を見て来た人の、筆力ある描写、読み返そうとは思わない。この部分を見て、選択肢のひとつとしてありかと思ったこともある、献体は絶対にしたくなくなった。

於菟が男児二人を海水浴に連れて行った時、子どもを浅瀬に遊ばせて、自分はゆうゆうと一回り泳いできた。と、見せかけて、背の立つ深さで頭だけ水面に出してただ歩きまわったのだ(泳げない)というところなど、お人が見える。




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早く随筆家として名の出た、茉莉の妹の小堀杏奴「晩年の父」を読み、茉莉の多くのエッセイを読み、いま、兄於菟の書いたものを読む。その、父母の家の見方の相違。
「世界は自分の感受性で出来ている」というのは、真実に違いない。

鴎外の家だった「観潮楼」の末路も読むにくるしいが、店子の失火により全焼したとき、ほっとした部分もあると於菟は言っている。その後の土地は市に寄付されて、いま鴎外の文学碑が建っているらしい。



by buribushi | 2015-09-01 22:05 | 本・短歌など | Comments(6)

しぐれ味噌資料

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6月26日、津南で若杉友子さん(ばあちゃんと自称しておられる。わたしと同い年)の講習会で習った中の一つ、「しぐれ味噌」はうちに定着、欠かさず作って置く。

春と違い摘み草はそんなにし易くないけど、草刈り、草取りの後すぐまた生えて来る、芽を摘んで置けばすぐまた脇芽が出る、ものが相手だから、材料に困ることはない。

共同で市の図書館からまとめて借りておく本から2冊借り出して來た。
食べられる草には詳しいほう、のはずで、あまり目新しい話もなかったが、吾亦紅の芽もたべられること。ヤブガラシは藪枯らしではなく藪辛しで、食べられなくはないが辛いこと。の、二つを覚えた。

今朝摘んだ材料。
たんぽぽ。おおばこ。すべりひゆ。吾亦紅。蓬。アカザ。アレチノギク。ヨメナ。露草。イノコズチ。三つ葉。蕗。スギナ。小豆の芽。
全部で一つかみほどだからたいしたことはない。炒めて味噌を入れればかさは減って、味の変わらないうちに食べてしまえる。

しぐれ味噌ほどではないが、その時習っていまも時々作るものは「胡瓜の炒め物」。胡瓜を鉛筆を削るように削ぎ切りして、太白ごま油で炒め、塩で調味するだけだが、生姜のみじん切りを先に炒めておくのが習ったやり方で、ニンニク、胡椒、など応用している。油は多くしない。作って冷やして置くこともあるが、作ったら食べきるよう、多くは作らない。



by buribushi | 2015-08-30 10:02 | 本・短歌など | Comments(4)

ミニマリストという生き方

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このところ、手応えを感ずる「片付け本」に出会ったと思っては読みまくる。
まだ、「どだ!」とウチ中を公開、などという段階にはほど遠いけれども、いままで片付け方を知らないまま来てしまったのだなあ、と気がつく程度にはシンポした。と、思う。思いたい。

「あした死んでもいい片付け」という本には、(ちょっとー、ずるくない?)と思った。今までのこの著者の本には、具体的な片付け方、一日30分と決めて要らない物を抜き、タイマーが鳴ったらぴたりと止める。今日は玄関、次は居間、というふうに回っていく。というやり方が新鮮で、助かったと思う。
「あした死んでも・・・」は、本が出る前に大々的に予告して、予約を取っていた。娘②(片付け屋商売)は発売日に本屋をハシゴして探したという。

私と娘の共通した感想は、いままでの本だけで良かったね。
これはこれでいいところもあるのだろうが、ショッキングな題名を付け、早々と予約を取り始めて、中身はタジラシケーシ(沖縄語で、温め返し)が目立った。あら・・。この商売上手。と。出版社に乗せられたのか。

懲りもせず、「ぼくたちに、もうモノは必要ない。」という本を読んだ。
ミニマリストという言葉を初めて知った。モノを最小限に減らす生き方。
ミニマリストのモデルハウスの写真。
これ一つで世界一周出来るミニマル・バックパックの写真には、Mac一台。ポータブル浄水器。シュマグというアラビアのスカーフは、これ一枚でストール、マスク、帽子、タオル、緊急時には濾過器にもなるという。充電器、電源ケーブル。寝袋。ポケットソープなど、全部で24点、解説付きで載っている。

すぐ思い出したのは、池澤夏樹の芥川賞作品「スティール・ ライフ」だった。大金を横領した男(金を使う目的ではない)が、名前その他一切の自分の情報を隠し、名前を貸してくれた男に指令を出して株取引をさせながら生きている。すぐ住むところを移せるよう、鞄一つと段ボール箱しか持っていないのだ。
その、鞄一つと段ボール箱ふたつ(だったかな。記憶あいまい)で生きられる、衣類はシーズンごとに着捨て、本は文庫本を読み捨て、と言うようなところに強い印象を受けて、あこがれのような気持ちがした。この主人公はミニマリストの生き方そのもの(お金がありすぎるところを除けば)。
彼のように潤沢なお金があるわけではないから、着捨て読み捨て使い捨てという訳にはいかないけれども、「ぼくたちに、もう・・・」、これはかたづけ本としても高度な参考書ではないか。

片付けの実践はいずれまとめて報告するつもりだけれども、その中の大物、「耕耘機」。私でも使える小型を残し、大きい方を友人に貰ってもらった。動かす力が足らなくなったから。
藍印花布のシャツブラウス、ワンピース、各一点。シャツは新品、ワンピースは着用、どちらも古物店へ。印花布の強さが着こなせなくなっているのに気付いたから。本、大きい手提げ袋に一杯、貰ってもらう。もらい物の靴下5足、Tシャツ、貰ってもらう。



by buribushi | 2015-06-16 06:16 | 本・短歌など | Comments(2)

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