おしゃべりきものⅡ-または、おしゃべりねこ

カテゴリ:本( 94 )




心に飛び込む言葉

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調べることがあって古い雑誌を見ていたら出合った言葉。
若い女性が、うさぎが好きな理由を述べている。
「姿かたち、手ざわり、頭が悪いところも嫌いじゃなくて、ペットショップにいても意味がよくわかっていないから悲しそうじゃない。そのマイペースぶりもいいなと思う」
意味がよくわかっていないから悲しそうじゃない。うさぎというものの、かわいさ、いじらしさ、あわれさというか、そういうものをひっくるめて、こんなによく表す言葉があろうか。しかもこのユニークさ。
ほとんど詩だ。
ほかの動物のかなしさも合わせて思わせられる。





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by buribushi | 2017-02-21 21:24 | | Comments(12)

健康オタクではないけど など

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息子が幼い頃、毎日寝小便をしたが、お医者に話してももう少し大きくなれば治るよ、と言われるだけだった。
「熱くないお灸入門」は近所の書店で見つけた。もぐさを体につけるのでなく、タバコのように紙で巻いたモグサに火を付けてツボをあぶる、というもので、熱く感じたら離す。
ツボの解説もあったが、寝小便を治すツボ、というのがあるわけでは無いので、この子の弱点と思われるところを、と、私が決めたツボ、おへそその他を毎晩寝る前に温めた。
あら?昨夜おしっこ出なかったね、と言ったのは4,5日経ってからで、それから出ない日がだんだん多くなって、ひと月も経たないうちに治ってしまった。その後もいろいろ頼りにして、本はぼろぼろになるほど愛読。
伝え聞いて、うちの子にも寝小便の治るお灸をたててくれ、と言った人には、東京・永福町にあった著者の鍼灸院を教えたらすぐ上京、その晩から治ったそうだ。「当事者」たち、もう50歳にもなる昔のはなしである。

東城さんの本では、一日水だけ飲んで絶食、砂の中に全身を埋めて寝る、という療法を覚えて何回か体験、伝え聞いて一緒に砂に寝た人がカチンと音がするほどの石がおしっこと一緒に出て不調が治った(その後私も尿路結石を自宅で排出)。

若杉さんには野草を積極的に食べることを習った(実際に講習も受けた)。今まで以上の「草食い」人種になり、春が待ち遠しい。



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娘が貸してくれた本。まだ読みかけ。
ゴム紐類で締め付けないだけで体が整う、というはなし。体に紐をゆるく巻くだけで、以下同文。ほかに「日本人には塩が足りない」も借りて読んだ。
この人(娘)は感覚が鋭く、一種の超能力があるのだろう、自分でも人の「波動」を測定する器機を持ち、測定でわかった波動の乱れを整える「波動水」を作って飲ませて呉れる。
次々よく見つけるね、というほどこの種の話あり、お節介親切にもそれをみんな人に伝える。

昨日「水」を作って貰いに行き、話を聞き本を貸してもらった。
本人はゴム紐の害を受けないふんどし型の下着を考案して次々試作、試着、人にも試着してもらっているという。決定版が出来たら型紙をあげる、とのことである。

LLの、幅広のレース式ゴムのぱんつにしていたのを(わたしはMサイズ)、取りあえずゴムをジョキジョキと切り取ったら、残った部分だけでちゃんと落ちない、ややヒップハングのぱんつが出来た。
パジャマのズボン、もんぺなど、幅広ゴムを抜いて、4コールの頼りないゴムに変え、落ちないだけ、に。
ぶらじゃーを止め、胸が二重のタンクトップに。足首を締め付けないソックスは昨日たくさんもらった。

健康であれば、ずっと畑仕事も出来、人の役にも立てて、こころも健康で、上手に老いて上手に死ねるのではないか。そう思うので、自分の体のことしか眼中に無い健康オタクではない。決して。


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ボビもおかあさんにつくってもらったハドウスイまいにちのんでるよ。

(水のはいったボウルに、ボビ、パンチ、ジョンが居た頃はジョン、の名がそれぞれ書いてあって、彼ら間違えずに自分のボウルから飲む)。


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ハナキリンは2階の暖房のない部屋であざやかに咲いている。


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トゲナシハナキリン、一昨年玉城で買って来たのは冬を越せなかった。
これは去年東風平で買った。温かい居間の隅に置く。葉っぱが次々枯れて落ちるので、埃をぬぐい、霧吹きで日に何回か水分を与えて見守っている。
葉っぱが減ったがどうにか元気、花も咲いた。ただ、鮮やかな赤にはならない、日光が足りないのだろう。そういう場合用の栄養剤を与えた。なんとか命さえ繋いで呉れれば、季節が来ればまた咲くことが出来る。



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by buribushi | 2017-01-08 18:18 | | Comments(9)

「人生はいつ終わっても正解」

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以下は知人のブログへのコメントの一部。

わたしも昨夜久しぶりで脚本・木皿泉のドラマを見ました。ほかのことをしながらで、熟視していたわけではないけど、「人はいつ死んでも中途半端、だから人生はいつ終わっても正解」という誰かのセリフを書き留めておきました。そうか。気が休まるな。

それと、登場人物のうち小泉今日子が幽霊で、他にもあの世とこの世を行ったり来たりしている人がいて。
あの世とこの世の境目がハッキリしないのは沖縄みたいだな、と思っていました。

私のブログのレポートで、何がよく見られているのかを知ります。・・・・・・・・の記事が随分長くトップで。このところ減って来てやれやれと思ったら今朝また随分ふえていました。
その人、冷蔵庫から洗濯機まで持って出て行き、・・・・は水道の水にレモンと砂糖を入れたらジュースになった、なんて言っている。食パンを間違ってレンジに掛けたらカチカチになったので、水で煮て、カレールウを溶かして一食にした、とか。
・・・は・・のマンションで楽しそうに暮らし、友人や編集者がよく来て一緒に美味しそうな食事をしている。どうしてこんなとになったかは、二人の書いたものからは全然わからないし。
以後、ぴたっと・・・の・の字もブログに書かないのに、検索で来てくれるらしい人が後を絶たないんですね。
「出ると買い」だったその人の本に対しての気持ちも覚めました。

まあ、恋は終わりますわね。
その一瞬のために思わず踏み込んでしまった人生の、その後の長さを、黙々と(ばかりではないだろうけど)過ごすのがおおかたの人ではないですか。あんなふうに処理するんだ。ふうん。改めて得た自由は楽しいでしょうが、いきなり貧者の暮らしに入った相手のことは気にならないんでしょうか。
自分とこで書くとまたわっと来てくださる人があるかと我慢していたことをこぼしたので長くなってすみません。




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by buribushi | 2017-01-04 11:11 | | Comments(8)

つばた英子さん-輪郭のない大きさの人

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つばた夫妻のことは、3,4年前に「あしたも、こはるびより」という本で初めて見た。
愛知県の高蔵寺にあるニュータウンは夫のつばたしゅういちさんが設計を手がけた町で、その一郭に200坪のキッチンガーデン、30坪の雑木林を作って小さいお家に住んでいる。
お家は72平米のワンルームで、同じ平面に食べる空間、眠る空間(籐のベッドが二つ)、仕事の空間、などがあり、仕切りはない。小さいキッチンは換気扇も給湯器もない、男の人はキッチンが家の中心だと言うことは解らないから。でも慣れたらなんともない。と英子さん。
おうちに玄関は無く、どこからでも入ってください、という造り。
この本のとき、二人は83歳と86歳だった。野菜と果実はほぼ自給、だけで無く、新鮮なままや、加工したものを次々娘や孫、友だち、に贈る。

昨年6月、草刈りから戻ってきて「ちょっと貧血がおきた」とベッドに入ったしゅういちさんは、お昼寝をしながらそのまま亡くなった。90歳。前日、障子と簀戸を入れ替え、麦茶用の麦の脱穀(ビールびんで叩く)、お昼寝のあとは小梅の収穫を済ませていた。
「ひでこさんのたからもの」「ときをためる暮らし」「ふたりからひとり」と読んできた。

造り酒屋の娘だった英子さんはしゅういちさんと見合い結婚したが、「空気みたいに気にならない人」と一度で気に入られたのだという。
お金が足りない話をしたら何日も暗い顔をされたので、それから一切お金の話はしないで、持っていた自分のお金や、宝石などでやりくりした。
4万円の給料のとき70万のヨットを買うというしゅういちさんに、そのお母さんから借金して月々給料から返すようにした。貯金は当時も、現在も、無い。
洋服でも時計や靴でも、最高のものを買うと一生保つと、しゅういちさんに買った。家具や器も、最高のものが買えるまで待って一つずつ揃えた。
しゅういちさんは仕事を変える時も、辞めるときも、相談はなくていきなり。こはるびよりのような気持ちでいたいから、英子さんは何も言わない。
しゅういちさんはヨットマンで慣れた洗濯をする、英子さんが使い易いように農具の柄を付け替える(雑木林の木の枝で)。畑を合理的に出来るよう、同じ大きさに区切って作り変える(相談はない)。英子さんがなにをしても何を買っても、なんにも言わない。
「寄りかからずに生きる」「最後まで自分の足で立って生きる」は、しゅういちさんがよく言ったことだという。

心の貧しい者だったら、お互い文句を言ったり諍いをしても何のふしぎもないような中を、楽しく精一杯に生きて来て、新しい本の帯にある言葉は「人生が完成する日」。
しゅういちさんも大きい人格だと思うけど、英子さんの大きさは輪郭のわからないような大きさで、お二人の幸福はそこに因るところが多いと思う。しゅういちさんをしあわせにして、英子さんはしあわせになった。


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by buribushi | 2016-12-18 23:53 | | Comments(6)

料理の本1960年~2016年

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1960年(昭和35年)発行の婦人之友社版。基礎編は米のとぎかた、ご飯の炊き方から載っている。
野菜篇、乾物豆腐篇、肉、さかな、全部ある。汚れて傷んで、補修しながら読むこと半世紀以上。お正月の煮しめはずっとこの基礎編がお手本で、孫達が「これこれ、この味」ときれいに食べる。

これがわたしの最初の料理本であって、その前は新聞の切り抜きをノートに張って見ていた。レシピの処に何々を何十匁、と書いてある。



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「おそうざい十二か月」は暮らしの手帖社の本、「総菜は創造」はクロワッサンの本。「琉球料理」は沖縄の古本やさんで。
「総菜は創造」は続編と2冊ある。「うちのおかずの、いつものあれ」という投稿を集めた本で、私も採用になって原稿料を頂いた。何を何グラム、などとは一切書いてない、ユニークな料理本。だから作りやすい。
「琉球料理」では、さーたーあんだーぎー、ふちゃぎ、各種チャンプルーやじゅーしー(炊き込みご飯)、じーまーみーとーふ(落花生豆腐)、「私もそんなに作らないよ」と沖縄の友人に言われるほど沢山真似した。



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「暮しの手帖のクイックレシピ」は買ったばかりの一番新しい本、「旅してみつけて、わが家の定番になった地方ごはん」「平日おかず11品」も今年の本。
いい料理の本は、読んですぐ作りたくなるものがあって、それが「いつものあれ」になって行く。

14ページの小冊子「平日おかず11品」でも、作って食べたもの3品、まだ作りたいものもある。
「旅して-」のなかの結ばない昆布巻きなど、もう何回作ったことか。この5日発売の「クイックレシピ」さえすでに「いつものあれ」になりそうなおかずあり。これでもう料理の本は要らない。



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オマケ写真。娘のうちの障子、ねこズが引っ掻こうとしてお母さんに声を掛けられて止め、またひっかこうとしてはっ、と気が付いて止め、した跡。


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by buribushi | 2016-12-12 17:49 | 本・短歌など | Comments(6)

森茉莉「魔利のひとりごと」を読む

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森茉莉の全集未収録作品(エッセイ)に、佐野洋子がエッチングで挿絵をつけた文庫本。どちらも大好きな作家なので喜んで買った。3年くらいは経っている。
何回読んでも飽きることがない、こういうのを「いい本」とは言う。

裏表紙に載せてある佐野洋子の文章。
「私は森茉莉から沢山のものを学んだ。幸せで美しい世界は存在するものではなく、自分で勝手に創り出すものである、もうそれは、事実がどうであれ強引に創り出すものであって、それが出来る魂を大切に大切に手入れをしなくてはいけないという事であった」と。

実際を知れば、森鴎外のお嬢さんで、満16歳で親のすすめる結婚をし、男の子二人を置いて離別。再婚の相手とは、歌舞伎を見に行く許しが出て喜んで上京したら、追っかけ、帰って来るに及ばないと言われてそのまま離別。
父の森鴎外の小説について、全肯定の妹の杏奴、批判も含むもの言いは茉莉。
茉莉の小説はあまり好まない。エッセイは何回でも繰り返し読み、そのたびに新鮮なきもちがするのだ。

この本にも、石鹸の好みについて陶然と語っているかと思えば、パリで、暗く、深く、深紅に透る最高級のルビーを買った話(しかもそれは人に盗られて失ってしまう)とか。

パリのマギャザン(百貨店)、ラファイエットの店員のはなし。
足元にひざまずいた優雅な縫い子が、「彼女は名人の大工のように、小ピンを口に含んで、軽く洋服をつまんでゆくと同時に手早く、体と不即不離のところへピンを打って行くのである。栗色か、ブロンドの、髪の多すぎない小さな頭は、項のところで小さなシニヨンにまとめられ、その髷に細い、紅い鉛筆を挿しているのが、日本のいきな、呉服屋の番頭が耳の後ろに筆を挟んでいるのに似ている。黒の形のいい制服に、黒の靴。紅いのは鉛筆だけである。」
見た事も無いパリのマギャザンの華奢な売り子がはっきり、眼に浮かぶ。まだ10代の若い奥さん、茉莉が、夫の留学先へ一緒に行き、(私はフランス人と気質が似ている)とパリにしっくりはまって暮らした日々。

かと思えば、独身・中年で独居の茉莉が、郵便局とか銀行へ行けば、はんこがどうとか、結び方がどうとか、
再三行かねば用が済まない。自分の体質に合わない、場違いの場所に行く感じ。「もっとも困った事にそれらの窓口だけではなく、たいていの場所が私にとっては場違いであって、それは私の方が場違いだからに他ならない。」

ほんとうの文筆家、ほんとうの芸術家。
もうあと何十年も本を読み続けられるわけがないので、本物を読んでいたい。本物は、何回読んでも新しい。




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今朝の空。
朝の間は陽射し温かく、空青く、いい日だと思ったが、予報通り昼頃から冷たい雨になり、しんしんと冷える。
夫は早い入浴を、私は足湯をした。今夜は湯たんぽを入れよう。






by buribushi | 2016-10-25 15:39 | 本・短歌など | Comments(2)

瑠璃色の-弥彦歌碑

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弥彦公園。

画面左に歌碑。


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公園内、先師・宮柊二、大先達・中山礼治の歌碑。
建立委員で師の作品を選定したとき。まず、一人3首ずつ書いて提出、一首目3点、二首目2点、三首目1点で集計ということをした。
3点入れたのは私だけ、ほかに1点が一人。と、いう作品が結局歌碑になったのだが、あきらかによその土地で詠まれたものは除外。あまりに季節感がはっきりしているのも除く。と、詰めていった結果、そうなったもので、自慢しているわけではなくて事実を述べるまで。歌碑の前に立つとき、私のみの感慨はある。
昭和天皇がご病気で、歌碑に刻む年号のことを心配した、という時代。



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歌碑の傍を流れ止まぬ清流があるというのは、幸せな立地。
歌碑の場所の選定に行ったときと同じ季節で、今年も椎の実がたくさん落ちているのを拾った。





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公園内を流れる川は滝になって池へ、



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小さいきのこがあったので、椎の実ひとつは私が転がして撮った。



by buribushi | 2016-10-09 19:19 | 本・短歌など | Comments(0)

乱読家の夏

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朝、鉢に水を撒き、ちょっと葱の土寄せをするとか、トマトや豆を摘み取る程度で汗みづくになって戻ったら、ぬるま湯を被って着替えてもう夕方まで出ない。
暑さの中で働く人々に申し訳ないことながら、約80歳(もう10ヶ月くらいは70代)の準インキョゆえお許しを。

乱読家で何でも読む。
「日本史の謎は地形で解ける」は、何回目かの読み返し。「なぜ信長は比叡山延暦寺を焼き討ちしたか」とか、「元寇が失敗に終わった本当の理由とは何か」「なぜ徳川幕府は吉良家を抹殺したか」などの歴史上の話が、地形からあっさり謎解きされている。

今回「脆弱な土地・福岡はなぜ巨大都市となったか-漂流する人々の終の棲家」に、「B型肝炎ウィルスの亜種分布」という章があった。
箒木蓬生の「白い夏の墓標」にB型肝炎ウィルスのことが出てくるという。その本は読んでいない。
日本とその周辺のB型肝炎ウィルス亜種「r型」と「w型」分布には歴然と地域差があるという。r型は九州に多く、北上につれてw型が増える。
r型の比率は福岡92%、広島89%、神奈川77%、東京68%、秋田46%。
北海道は東京と同じ、逆に距離的に近い沖縄は14%。
中国、韓国はr型が100%でw型は0。
台湾、フィリピン、インドネシアでは逆にr型が0でw型が100%。

推論。「原初の日本民族は南方系であった。そこへ中国大陸からの人々が九州ないし本州西端に上陸、ゆっくり北上。明治になって各地の人々が北海道へ移住したので、平均化されて東京と同じ値。
他方、r型の人々は南下しなかったので、沖縄はw型の原型を保った」
面白い仮説!わたしは果たしてどちらなのか、血液検査でわかるものならぜひ受けたい。

長くなったので、もう一冊の本の話はまたあとで。

上の写真はうちのミニトマトと黒小豆です。本となんの関わりがあるか、って?「赤と黒」です。お後がよろしゅう・・・

(ハシモトさんに一握りの種子を貰った黒小豆、大変良く育ち、後半雨不足で弱ったけれども、熟すに従い採って来て干した小豆が600グラム余。まだなっている。充分タネになり、食べることも出来る)





by buribushi | 2016-08-25 14:31 | 本・短歌など | Comments(9)

中野翠「この世には二種類の人間がいる」

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中央図書館から電話あり。「図書の間にあなたの預金通帳がありましたのでお預かりしています」ギャー恥ずかしい。見失った通帳は生活の方のではなくて、わたしへのささやかな振り込みと、旅行や本など、わたし自身の支出が記され、へそくりというか、私有財産?の全部が入ったもの。
黙ーって探していたがどうにも見つからないので、紛失届を出した。
図書館は遠く、バス終点の駅から更に乗り継がないと行けないので、夫に車を頼めば白状しないわけには行かない。
で、行って来た。ついでに借りて来た本、エッセイばかり五冊。
「暮らしを旅する」は、冷やした果物をそっと搾ったジュースのような、上品な、後味のいい文章。建築家である作者が建てた「小屋」と呼ぶ小さい住処など、なんと羨ましいことだろう。

「この世には二種類の人間がいる」は痛快な本。
「大通りを探す人と路地を探す人だ」
「マニュアルを読む人と読まない人だ」
「化ける人とさらす人だ」
「あのかたをヤワラちゃんと呼べる人と呼べない人だ」
「見落とされがちな人と見とがめられがちな人だ」
「踊る阿呆と見る阿呆だ」
「ペットを飼える人と飼えない人だ」etc.50種類の組み合わせが書いてある。
わたしどっちでもないや、などというのは皆無に近い。表題だけでぱっとどちらかわかる(当たり前か)。
踊る阿呆、と、ペットを飼う、の他は全部後者であることを再認識、50種類ほとんどぱっぱと仕分けられる小気味良さ。「キメツケに怒る人と喜ぶ人だ」というのもちゃんとある。
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私の活字中毒は子どものころからで、何を止めても本は止められない。


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by buribushi | 2016-03-05 18:53 | 本・短歌など | Comments(8)

古事記・和那美の水門(わなみのみなと)は何処だ

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弟(畑に吹く風)の後塵を拝して、池澤夏樹訳の「古事記」を読んだ。
弟も同じ事を言っているのでちょっとあれだけれども、私も大いに面白くないのでやっぱりしゃべりたい。

十一代垂仁天皇の子、品牟都和気命(ホムツワケノミコト)は、髭が長く伸びても口をきかなかったが、あるとき高い空を飛ぶ鵠(くぐい-白鳥)を見て初めてかたことを発した。
そこでヤマノベノオオタカという者をつかわしてその鳥をつかまえようとする。
木の国(紀伊)、針間(播磨)、稲羽(因幡)、多遅麻(但馬)、近淡海(近江)、三野(美濃)、科野(信濃)、高志(越前、越中、越後)と跡を追って、高志の国、和那美の水門(わなみのみなと)でその鳥を捕まえて献上した。その鳥を見てもホムチワケ(ホムツワケと同じ)は口を利かなかった。

と、いうくだりがある。「和那美はわな網だろう。そういう地名があったわけではないらしい」と池沢氏はあっさり片付けている。

ちょっと待て。
私の郷里はいまの魚沼市、旧堀之内町の、小千谷寄りの外れにある。魚野川が流れて、その河岸段丘の上には父祖の代からの畑がある。魚野川と段丘の間に集落があり、国道17号線とJR上越線が通っている。

子どもが歩いて行ける距離に川口町の和南津(わなづ)集落がある。集落の始まる手前の、道路脇の崖に、貝の化石が白く層をなしていたが、後で知るに海の貝だということだ。

段丘の上の畑は、1センチ積もるのに100年かかるという、関東ローム系のほくほくの土で、弟は数千年分の土を耕しているわけだ。畑から出土した磨製石斧が生家にある。古くから人の気配のある土地。
魚野川の対岸の山道を登ると旧山古志村。小学生の時遠足に行った距離だ。ここは古志郡山古志村であった。町村合併で古志郡が減り次ぎ、最後の古志郡だったが、中越地震の後長岡市に合併してその郡名は無くなり、山古志の名だけが残された。

古志の国で、和南津。水辺。白鳥。水門は港、津も港。
和那美の水門は和南津を置いてどこにある?実在でなくて何?と思うのだが。古事記には、怖れのあまり屎(くそ)をして、袴を汚したのがもとになった、という地名さえあるのに。

なお、弟の説を勝手に紹介すると、中越地震の時の激震地帯を見るに、地層の大きな境目がひどく揺れたのではないか、という。河岸か、海岸か?巨大な庭石が飛び上がり、ひっくり返って落ちた、というところが魚野川の対岸にある。
(私は物語と史実を混同している。古事記は?)



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by buribushi | 2016-02-27 11:58 | 本・短歌など | Comments(4)

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