おしゃべりきものⅡ-または、おしゃべりねこ

カテゴリ:ひと( 91 )




大宜味村のしあわせなご長寿

a0203003_10445126.jpg
   
沖縄へ行って来られたさとうまさこさんから、お土産を送って頂いた。大宜味村で地元料理の店をしている金城笑子さんの本、ゴーヤー料理の本、そして那覇の市場の近くで古書店を開かれた宇田智子さんの本「本屋になりたい」、そして宇田さんのことが載っている新聞「沖縄タイムス」。みんな嬉しい!

大宜味村は沖縄の中でも元気な長寿者が多くて有名なところ。95歳現役の蜜柑農家のおじい、玉城深福さんは、定年前の50歳のときから蜜柑の木を植えて、定年になったらもう実が穫れるようになっていた。去年8トン出荷した、って。まだみかんの種を蒔いていると。88歳のおばあ、文さんの料理は何でも美味しい。

ほかにも83歳の豆腐職人宮城チヨさんとか、91歳のタコ獲り名人平良澄子さんとか、現役のご長寿が載っている。「うっちんくふぁじゅうしぃ(ウコンの炊き込みご飯)」など真似してみたい。

海山の幸が豊富なほか、あの村の水はとても美味しい。崖を流れ落ちる小流れの水があまり美味しくて、戻って汲んで来たかった。何よりも楽しく生きることを知っているのが一番の幸せだろうけど、自然にもとても恵まれた村。いまは唯一の芭蕉布の産地。


a0203003_10392468.jpg

昨日の夕飯。けんちょう(大根、人参、干し椎茸、豆腐、昆布などの煮物)。かき揚げ(まいたけ、ふきのとう、ジャコと牛蒡)、手前のコップは手製の「ど」の字、今年初絞り。絞り粕は粕汁にでもしよう。



にほんブログ村



by buribushi | 2017-03-08 20:17 | ひと | Comments(14)

別れ雪・珍客-清談尽きず

a0203003_15432883.jpg

温かい日が続き、ぎりぎり巻きに縛って冬越しさせたローズマリーや椿「炉開き」を気の毒に思って紐を解いたのだったが、今日は止まずに降っている。


a0203003_1544435.jpg

今頃の雪を、季語では名残雪とか、別れ雪とか言うようだ。名前は風情があるけれども、春かなぁと思ってからの積雪はけっこう辛い。


a0203003_15442946.jpg

米の食味コンクールで県の1位を何回も取ったI村さんが来ているところへ、山のハシモトさんが来る。こんな組み合わせ、めったにあるもんじゃない。
ハシモトさんは過疎の村の放棄田で不耕起、無肥料の自然栽培、稲は雑草のように丈夫。回りの山には山うどに蕗、わらび、山葡萄でもあけびでも取り放題。I村さんは田んぼにカブトエビを湧かせて(自然に湧くのではない。栃木のカブトエビのいる田から土を貰って来て、その土に含まれた卵が孵化)、そこへ天然の鴨が来てかき回すから無除草。水を落とすと卵を残してエビは死んで肥料になる。鴨も糞を置いて行く。
I村さんの田んぼには、川から勝手にきたスッポンもいて、食いつかれるから田んぼに入らない(入る用もない)。スッポンは逃げ足が速くて一度も掴まらない。トンボも一杯いて、燕がその辺りにばかり飛んでいる。畦には毎年勝手に小豆が生えて、けっこう食べられるほど実がなる。
彼、歯を食いしばってがんばって1位を取るんじゃなくて、楽しくて楽しくて仕事をしているとそうなっちゃうところが素敵だ。
こんどハシモトさんがカブトエビの卵入りの土を貰いに行くそうだ。

I村さんは、電話で私から習ったマーマレードが出来たので味見して、という。晩白柚(バンペイユ)のマーマレードは初めて食べた。折しもgonbeyさんから届いた代官山のパンあり、切って、各種のマーマレードの味比べ。コーヒーも味比べ。清談尽きず、あー楽し。






にほんブログ村



by buribushi | 2017-03-07 16:10 | ひと | Comments(14)

「人生フルーツ」人生が完成する日

a0203003_15314235.jpg

つばた英子さん、しゅういちさんの一番新しい本、「ふたりからひとり」を買ったとき、映画「人生フルーツ」の予告が入っていた。ドキュメンタリーで、ナレーターは樹木希林。
これはみたいなあ、と思っていたところ、昨日新聞のテレビ番組欄で「人生フルーツ」を見つけた。もう、正座して見た。
しゅういちさんは90歳になってから、九州の伊万里の、こころを病む人のための病院の設計を引き受けていた。謝金、設計費、一切無用、何でも相談してください。上手な絵入りで書かれた、回りの木のことまで考えた設計図。
大きくなった木を植えるのではなく、小さい木がここでだんだんおおきくなるのがいいね、と病院スタッフの女性が言う。しゅういちさんの仕事を理解している。




a0203003_15323792.jpg

内容は四冊の本で繰り返し見た事を出ていないのだが、しゅういちさんが日に何通も書くという手紙を出しに自転車でさっと出ていくところ、英子さんが集めた落ち葉を畑にまき散らすところなどを見のは楽しい。

ある日、英子さんが珍しくワンピースを、それも黒のワンピースを着ている。
あっ、と思ったら、ベッドには、草取りから戻ってお昼寝したきりもう目覚めなかったしゅういちさんが。顔色も良くて、眠っているのと何も違わない。

英子さんはその額を撫でて、私がそちらへ行くまで待ってね、そしたら二人一緒に南太平洋へ撒いて貰うんですからね、と言う。結婚式も、お葬式も、しなかったらしい。
障子の紙を剥がしながら、いつも私は張るだけで、下ごしらえは全部しゅういちさんがしていたからやったことが無かった、と言っていた。
完成した。という生き方を見せてもらった。

ランキング参加中



by buribushi | 2017-01-23 16:49 | ひと | Comments(8)

「人生はいつ終わっても正解」に関して

没年。

石川啄木 27歳  正岡子規  36歳  伊藤左千夫 50歳  長塚節 37歳 

 島木赤彦  51歳   古泉千樫 42歳  

中村憲吉 42歳  若山牧水 44歳  北原白秋 58歳  木下利玄 40歳 

 会津八一 76歳



ランキング参加中



by buribushi | 2017-01-05 22:37 | ひと | Comments(7)

所沢のカレーライス

a0203003_223861.jpg

クリスマスの飾りを付けた飯ごうは何かというと、


a0203003_223407.jpg

所沢駅のカレー店で、私が食べたトマト・オムレツカレー。
飯ごうには、スコップの形をしたスプーンや、フォークが立ててあるのだ。
カレーライスはスキレットに入れて供され、熱々。
スキレットの柄には布のカバーがかけられ、下にはコルクの鍋敷きが敷いてある。


a0203003_224114.jpg

夫が食べたBBQカレー。

午前中に義姉を見舞い、そのあと埼玉へ夫の恩師を見舞った。
その前に見つけたおしゃれなカレー店。都会だなあ。

先生は10歳年上の89歳、体こそやや不自由になられたが、話はいきいきして精神の老いを感じさせない。
人は生きて来たように老いるのだと、いたく感ずる。自分の向かうべき方向を見せてもらった二日間だった。
先生の年の取り方に感動するのも、無残な老い方を見たからで、それもみんな大きな教えだと思う。

養母の老いに苦しめられたが、特殊な例では無かったので、類型の一つでしかなかったと分かったのも大きなことであった。
義務感で黙々と夫に従って行ったに過ぎなかったが、それは間違っていた。行ってよかった。感謝。

ランキング参加中



by buribushi | 2016-11-27 22:34 | ひと | Comments(13)

お客ふた組・雀と姪夫妻と

a0203003_15281266.jpg

いいお天気になり、朝一番のお客はかわいい雀。



a0203003_15284185.jpg

それから電話があって、次のお客は姪夫妻。だんなさまを見せて呉れに来た。
ピースなら、よーしよし、よく捕った、とほめるところ。
夜店のひよこが面白くて、ひよこの前に長くしゃがんでいるうちにおしっこしちゃった姪の旧悪?をばらしたりなんかしながらお茶とお昼。
弥彦へ紅葉を見に行くという二人と寺泊で別れた。
がんばって干した布団を仕舞い、洗濯物を仕舞い。それからあとは葱収穫。



a0203003_17295379.jpg

葱と月の写真を間違って消してしまった。
これはモタイさんにもらった菊の花。薬缶に生けてある。


ランキング参加中




by buribushi | 2016-11-13 17:32 | ひと | Comments(2)

よねんみそもらった おもたかった(恒夫さん風に)

a0203003_10275287.jpg

ハシモトさんから、手製の味噌を貰った。四年物だという。土井先生が、よく醸された味噌は汁にさっと溶ける、と言われた。(名古屋の豆麹味噌は別もの-あれは水分が少なく、摺って使うのが普通)
若杉ばあちゃんは、味噌は2種を混ぜて使う、と言われた。どちらも、この味噌ならでは叶わない。



a0203003_10283923.jpg

タブセさんに笊を貰った。四枚組。細いひごを使って繊細な作りだが、仕事は丁寧で輸入物ではないと思われる。しっかりしていて、なおかつ美しい。



a0203003_10291993.jpg

キムラさんの桃。出荷するときのはね出しものだけど、無農薬農園の産物は貴重品。



a0203003_10295254.jpg

あやさんから送られた自家産野菜。さつまいもがもうこんなに大きい。



a0203003_10302684.jpg

「ぷろぽぜ」で買ったんだけど、100円だったから貰ったようなもの。明治26年に写されたらしい文書。わが町の塩水の泉もでている。

このほか、りえさん、あやさんから新米を頂いた。
「生かされている」などとよくいうけど、わたしは現実的に、具体的に、生かしてもらっているよ。友たちよ。





by buribushi | 2016-09-12 12:09 | ひと | Comments(12)

せなかぽん  佐藤伸夫・恒夫兄弟展

a0203003_20385038.jpg

和島で、廃校になった小学校がレストラン、ベーカリー、ギャラリーなどになっている。
使い込まれ、磨き込まれた木造校舎。
ここに勤めるホシノさんのお骨折りで、佐藤兄弟の展覧会が開かれた。
伸夫さんは筋ジストロフィーが進行して、もう絵筆もあまりとれなくなったという。


a0203003_20392713.jpg
電池切れで伸夫さんの絵を撮れなかったので画集から。

また行ってきたら差し替えよう。


a0203003_20402785.jpg






向かって右ホシノさん。

彼とは柏崎の荒浜に畑を借りて藷を作っていた頃からの古い知り合い。
バックはお兄さんの恒夫さんの絵(下半分は小学生のむかしの作品)。





a0203003_2191275.jpg

恒夫さんの絵と色紙。
彼は伸夫さんがスケッチに出るとき車椅子を押して行き、写真を撮っていたが、そのうちに絵も描き始めた。色紙は日記の代わりに一日一枚ずつ書いて、どっさりあるそうだ。
恒夫さんは障害者だけど、55歳の定年までパン屋さんで働いていた。



a0203003_20412875.jpg
どれでも貰って良いと言うことだったので「ばらをかった おかあさんにあった」を。



a0203003_23391212.jpg
いいものに出合ってうれしい。



a0203003_2045575.jpg

もう一枚は「せなかぽん たかはしさんだ」。
障害を持つ兄弟がいのち一杯に生きてかがやいておられて、老人の私も「せなかぽん」してもらったようで元気が出た。
見て来たたくさんの色紙の中のことばから。
「もちひとふくろ はなとどけた」
「おちゃばななあぶらじゃがいもかった」
「だいくさん どようびにきますと」
「おばちゃん まきずしおいしかったよ」かれーらいす篇もあった。
「ずぼんちゃっくこわれたなおして」

夕方二人で白菜苗をもう13本定植。胡瓜の網を外し、柵をばらして束ねる。あとのすごい草を取るうちに日が暮れて、急いで「しおのり荘」へお風呂入りに。
そのあと私が夕飯の支度をする間に、夫は当番で町内費集めに。4戸留守未収。





by buribushi | 2016-09-10 20:43 | ひと | Comments(8)

八月十五日、西光寺さまご献灯

a0203003_2133987.jpg

西光寺のご住職が、お墓に一つ残らず、お経を上げながら蝋燭を点してあるかれると聞いて、その様子を拝見したくて行った。
ずっとついて歩いて、息継ぎをされたわずかな隙に拝見したいことと写真撮影、ブログのことを早口に申し上げ、小さい包みを差し出すと合掌して受け取ってくださった。


a0203003_215249.jpg

首に掛けた頭陀袋にはぎっしり蝋燭が入っていた。点しながら読経、点しながら読経、そうして歩いて行かれる。


a0203003_2164150.jpg

だんだん日が暮れる。


a0203003_217678.jpg

だんだん暗くなる。ここでそっと後ずさりして帰った。


a0203003_2173630.jpg

中天に月、見そなわす。






by buribushi | 2016-08-16 08:16 | ひと | Comments(16)

「気晴らし100個書けるかな」

友だち百人出来るかな のメロディで歌ってみる。
a0203003_10271644.jpg

ブログ友のharunoさん(さぬき日記)が書いておられた。
NHKスペシャルで「キラーストレス」という番組があったんだって。
人がストレスを受けたとき、脳がどういう変化を起こし、体や心を病むことがあるのか、最新の科学データをもとに解明、対処法も紹介する、というものだった、と。

さまざまなストレスが周囲にあることもそうだが、人の持つ記憶力、想像力がストレスを生み出す。過去のつらいことを思い出したり、先々のことを想像したり。

数ある対処法のうち大切な、「気晴らしをできるだけたくさん持つこと」を、臨床心理士に勧められた。気晴らしを100個書き出してみる。たくさんの気晴らしをストックしておくことで、ストレスにどれかが効く。自分が認識することで安心も出来る。
気晴らしは質より量、しょぼいものでも書き出す。書き出して言語化することでストックになり、確認出来て安心する。
と、いうもの。

harunoさんの、まだ100に達しない気晴らしストックを見るのも楽しく、早速真似して書き始めた。
えーと、楽しいことね。
最初に「選歌」が出て来た。わたしの仕事と言えば言えるもので、仕事と気晴らしが同じとは、なんとしあわせなことではあるまいか。
付属して、「人間性の真っ直ぐに出た、欲のない短歌を見つけ出す。」欲の無い歌とは、歌らしくするために付け加えた何ものもない歌のこと。
また、逆に、「気取って飾り立てた歌を思いっきり添削する」。本人に見せるのではなく、私がそうしないと気が済まないから。テレビ番組「プレバト」で俳句の添削をしている夏井いつき先生の話は胸がすかっとする。

「沖縄へ行く」をはじめとして沖縄ものがずらっと並ぶ。「三線を聞く」「カチャーシーを踊る」
「西瓜を食べる」「石垣島黒糖チョコレートを買っておいて、少しずつ食べる」「サーターアンダーギーを作って食べる」「それを人に配る」「ジーマーミートーフを作って・以下同文」まだどんどん続く。

「飴をなめる。ニッキ飴、しょうゆ飴、紫蘇ドロップス」「武田百合子の本を読む」「石牟礼道子の本を読む」「宮本常一の本を読む」本を読むシリーズはたくさん。
「花を育てて咲くのを見る」「タネを蒔いたり、挿し木をする」「野菜を育てて、自分で料理して食べる」食べるシリーズもたくさん。

「悪気のない人とおしゃべりする」「同級会へ行く」「ブログを書く」

「好きな靴を履いて歩く」むかしはいくらでも歩けたが、いまは足腰に断られることもある。

記憶力、想像力のところへ戻るけど。私は年を取るにつれ、「過ぎたことはもう済んだ。」「未来のことは、まだ無い。」あるのはいまだけ、と思うよう自分を訓練した。これはよかったね。

父母は私をこの世に送り出して呉れてありがたい。
養父は私が子どもの時から、この子は賢い、この子は性格がいい、と、丸ごと受け入れて呉れて叱ったことの無い人で、私の一生の光だ。
養母は、人にはいろいろな人があること、暗部ばかり見る生き方のもたらすものなど、学び難い多くのことを
教えて呉れたのだとやっと思えるようになった。

harunoさんが大笑いしたという気晴らしのサンプル。「宝くじが当たったと妄想する」「当たったことを誰には言って誰には言わないか考える」。


にほんブログ村
ランキング参加中















by buribushi | 2016-07-08 17:18 | ひと | Comments(6)

日々の気楽なおしゃべりです
by すばる
プロフィールを見る
画像一覧

最新のコメント

kazuyoo60さま ..
by buribushi at 10:35
お母様のなさってたのをで..
by kazuyoo60 at 09:04
sakkoさま 天気が..
by buribushi at 22:22
干し芋も薪ストーブの脇で..
by sakko at 21:58
kazuyoo60さま ..
by buribushi at 16:32
ミケさま あの山が無け..
by buribushi at 16:29
sakkoさま 降った..
by buribushi at 16:22
鍵コメさま 恐縮!あり..
by buribushi at 16:18
牛すじ肉、私の手に負えま..
by kazuyoo60 at 09:49
みごとに雪だるまが並んで..
by mikeblog at 23:59
雪マークが並んでいますね..
by sakko at 23:58
いま、見ましたら、阿寺渓..
by buribushi at 22:30
daikatotiさま ..
by buribushi at 22:24
美濃はこの辺りでしたか。..
by daikatoti at 20:07
t-harunoさま ..
by buribushi at 19:34
あの細かい細かい刺し子を..
by t-haruno at 16:07
ikokaさま >講演..
by buribushi at 13:43
kazuyoo60さま ..
by buribushi at 13:36
あい、ihciat! ..
by buribushi at 13:33
養老先生の講演会に先日い..
by ikoka at 12:27

メモ帳

◆gardening
   ☆kazuyoo60さん
     のブログ
◆ネコと飼い主その職業と
  趣味

   ☆ゴンベイさんのブログ
◆元気そうじ屋
   ☆片付け・そうじ屋さん
     のブログ
◆掟破り*キモノ日記

   ☆華宵さんのブログ
◆なんでもかんでも手帳

   ☆ミミの父さんのブログ
◆東成瀬通信「んだすか。」

   ☆杉山彰・あおい夫妻
     のブログ
◆気まぐれフォトダイアリー

   ☆咲さんのブログ

ファン

検索

ブログパーツ