おしゃべりきものⅡ-または、おしゃべりねこ

2017年 11月 12日 ( 1 )




野山にまじりて竹を取りつつ

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 写真はchieのTwitterから拝借。
 「今は昔、竹取の翁といふものありけり。野山にまじりて竹を取りつつ よろずのことに使ひけり」(竹取物語)
 翁ならぬうら若いchieが、山へ竹を取りに行く。ご縁あって、県内の高名な女性の竹工芸作家(故人)の工房に入り、勉強を始めた。後継者募集のことを知り、出かけて、採用されたのだ。そこでは竹を取りに行くことから始まり、それを割って、編む。こういう細い竹。


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 工房へ入って初めての作品。先生と同じに編んだはずが、この中に先生の籠が入るほどサイズが違ってしまったそうだ。
 縁巻きと言い、竹を割らずに使ったしっかりした持ち手と言い、これぞ用の美。


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 土曜日に生家へ帰ってきたchie、竹割り鉈を求めて与板の「刃物工芸館」へ。竹鉈はあったけれども、もっと自分の手に合う物を作ってもらうことになった。
(いかやうな刃物にてあれ打ち呉るる鍛冶屋なほありわが住める町)すばる


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刃物の種類の多さ、驚くばかり。

 流れるように決まったchieの進路が、じつに嬉しい。彼女が2年学校で学んだのは、実用より美術工芸の方向だったと思う。私も竹で編んだものが大好きだけれども、長野・戸隠の竹工品のような実用一点張りが好みで、農家が実際に使うと同じ林檎もぎ籠を買って長年使っている。本をぎっしり入れて持ち運んでもびくともしない。
 必要、だけで出来ているものは美しい。だから刑務所の建物も、軍艦も美しい。と言ったのは坂口安吾だけど。
 戸隠の籠も地元の山の竹を取って来て編まれていて、こういうものは本来、それがいいのだと思っている。戸隠へ行って、いろいろな竹製品を見て歩きたいものだと思う。青森にも、岩手にも、その土地の竹工品があるのを見てみたい。思ったらやろうぜ。

chieの日記 http://yamakoshikansuke.blog.fc2.com/


ログ村




by buribushi | 2017-11-12 21:36 | ひと | Comments(12)

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