おしゃべりきものⅡ-または、おしゃべりねこ

紫木蓮

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 俳句は575の17音、短歌は57577の31音、いずれにせよ定まった形とリズムを持つ定型詩。
決まった形にするためには饒舌は許されず、そぎ落としてそぎ落として残った芯が作品、ということでは俳句の方がよりストイックだろう。
 俳句には季語を一つつかうという約束がある。季語はただの単語ではなくて、それを見る人に桜なら桜の持つ無限のイメージを運ぶ可能性があるわけ。だから、日本語でなくては叶わない世界だと思う。
 外国語で俳句を詠むとか、俳句を外国語に訳すということは、ほんとはあり得ないことで、haikuではない、なにか別の言葉があっていい。
 と、いうようなことをしゃべって、自作の俳句の英訳集を作った人の大顰蹙を買い、縁が切れてしまった。しかたがない。だってほんとだもん。
 言葉の意味だけ正確に訳しても、決して17音の世界の大きさは伝わらないだろう。

 戒名は真砂女でよろし紫木蓮 鈴木真砂女 
という有名な句がある。不幸な結婚生活をしていたとき、はげしい恋に落ちて、文字通りすべてを捨てて別の人生に入ってしまった人が、死んでも戒名は要らない、と。
 戒名にその人の業績とか生き方とかを表す文字を入れるというのはしばしば見かけるが、彼女は良くも悪しくも、人に自分の生をまとめたりなど、されたくなかったのだろう。高々と天に向かって咲いて、深い色の花を季語に選んである。
 これらのことを、外国語でなくてニホンゴの口語であっても、書き表そうとしたらどれだけ多くの言葉が要ることだろう。
 





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by buribushi | 2017-04-15 13:07 | | Comments(8)
Commented by kazuyoo60 at 2017-04-15 15:57 x
削ぎ落した僅かな文字の中に無限の世界観なのでしょう。私には無理ですが。
Commented by buribushi at 2017-04-15 16:48
kazuyoo60さま
俳句的人間と短歌的人間はいるようなきがします。私は俳句と短歌と、詩もやっています、などと自慢しない方がいいとおもっています。天才は別として。
無限の世界の籠もる季語があるから、そして17音しか使えないから、入りやすくして奥が深いのではないか、と思います。
Commented by mikeblog at 2017-04-16 00:15
俳句も短歌も日本語でしか言い得ない世界というのがいいのですよね。平安貴族は短歌が詠めないとどうにもならなかったようですからこれはもう人生そのものだったことでしょう。
すばるさん きっとモテましたよ。
Commented by sakko at 2017-04-16 08:26 x
俳句、いいですね
年を取ると和歌より俳句に近づくと思いませんか。
何もかも余計なものはそぎ落として凛と立つ真冬の裸木の様子
俳句に通じると思いませんか
そして老いた私もそうありたいです。

俳句は絶対、日本語でしょう。
この奥深い世界をどう訳すのかな?
外国人が本当の俳句の世界がわかっているのかな
わかりませんね。

戒名は眞砂女でよろし紫木蓮
紫木蓮の他に何を持って来ても駄目ですね。

これをどう英訳するのかな?ですね。

俳句を作るなら日本語と日本の心を知れですね。

葬儀の在り方が変わって行くように墓標も変わってきましたね。
でも、私の戒名はもう決まっています。お寺さんが付けてくれました。とほほ・・・・です。
何故か私は紫木蓮が怖いのです。あの色と重さ、身震いがします。怖い花です
Commented by buribushi at 2017-04-16 17:30
ミケさま
昔の貴族が詠んだ「歌」は、いろいろな決まり事や教養や、たっぷり敷き詰めた上に盛ってだすお菓子?のような物だったのではないかと思います。私のは野草を食べようシグレミソ、式で、通用しないでしょう。
十何年前、私が初めてまとめた時の投稿作品集を読み返したら、今よりずっと、歌がいいです。なんか全体的に、にんげんが衰えているような気がする。投稿してくる人の数も減りました。
Commented by buribushi at 2017-04-16 17:41
sakkoさま
>俳句に近づく
だんだんそぎ落として行く、ということからは当然のような気がします。父が俳句の真似事をしたけど、このそぎ落としが出来なくて。
妻の遺品のことをさらっと詠めば妻恋は出るところ、どうしても恋しいまで言わないと気が済まず、私が添削すると不機嫌になりました。
本気で勉強すれば自身の成長にもなるところを惜しいけど、こればかりは身内でもどうにもなりません。
戒名、自分でつけたいなあ。
真砂女の句の外国語訳は不可能でしょうね。
紫木蓮の花は好きではありません。白も、はらりと散らず茶色に萎えるところが困ります。植えようとおもいませんね。
Commented by ikoka at 2017-04-17 14:51 x
それがね、高校の英語の授業だったかなあ、あるんですよ、英語俳句。
外人さんのhaikuというものを和訳するわけです。
どこが五七五なんで、季語なんだかさっぱりわからなかったですが。
ソネットとかの定型詩の短い感じでしたかねえ。
まったく俳句とはちがいますよ。
単なる日本文化好きの外人の道楽(すみません、高校生の印象です)としか思えませんでした。
ぼびちゃん、かわいいです。うちの大和や!玉三郎とそっくり。いま、玉をとっちゃったんで、さぶちゃん!です。
Commented by すばる at 2017-04-17 17:31 x
ikokaさま
そう、外国語に訳しちゃったらもう俳句ではあり得ませんよねー。意味だけ訳して出されても、もう深い味わいはどこかへいってしまう。ニホンゴでこそ、季語あってこそ、だと思うので、そこはもう。ねえ。
ボビは大人っぽい性格で、それが12歳(ピースと同い年)になって、大人(たいじん)のおもむきあり、ですよ。
玉三郎ちゃんですか。ハンサムだな、きっと。
下町の玉三郎、このところプレバトの俳句の
時間に出て来ませんね。

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