おしゃべりきものⅡ-または、おしゃべりねこ

別れ雪・珍客-清談尽きず

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温かい日が続き、ぎりぎり巻きに縛って冬越しさせたローズマリーや椿「炉開き」を気の毒に思って紐を解いたのだったが、今日は止まずに降っている。


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今頃の雪を、季語では名残雪とか、別れ雪とか言うようだ。名前は風情があるけれども、春かなぁと思ってからの積雪はけっこう辛い。


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米の食味コンクールで県の1位を何回も取ったI村さんが来ているところへ、山のハシモトさんが来る。こんな組み合わせ、めったにあるもんじゃない。
ハシモトさんは過疎の村の放棄田で不耕起、無肥料の自然栽培、稲は雑草のように丈夫。回りの山には山うどに蕗、わらび、山葡萄でもあけびでも取り放題。I村さんは田んぼにカブトエビを湧かせて(自然に湧くのではない。栃木のカブトエビのいる田から土を貰って来て、その土に含まれた卵が孵化)、そこへ天然の鴨が来てかき回すから無除草。水を落とすと卵を残してエビは死んで肥料になる。鴨も糞を置いて行く。
I村さんの田んぼには、川から勝手にきたスッポンもいて、食いつかれるから田んぼに入らない(入る用もない)。スッポンは逃げ足が速くて一度も掴まらない。トンボも一杯いて、燕がその辺りにばかり飛んでいる。畦には毎年勝手に小豆が生えて、けっこう食べられるほど実がなる。
彼、歯を食いしばってがんばって1位を取るんじゃなくて、楽しくて楽しくて仕事をしているとそうなっちゃうところが素敵だ。
こんどハシモトさんがカブトエビの卵入りの土を貰いに行くそうだ。

I村さんは、電話で私から習ったマーマレードが出来たので味見して、という。晩白柚(バンペイユ)のマーマレードは初めて食べた。折しもgonbeyさんから届いた代官山のパンあり、切って、各種のマーマレードの味比べ。コーヒーも味比べ。清談尽きず、あー楽し。






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by buribushi | 2017-03-07 16:10 | ひと | Comments(14)
Commented by kazuyoo60 at 2017-03-07 17:47 x
奈良も冷えています。来客も寒いな~っと言われていました。
カブトガニ→カブトエビでは?、昔、見たことがあります。体長:2~3cmでしょう。スッポンもですか。気を付けて田圃を作っておられたら、見事な自然があるのですね。
Commented by buribushi at 2017-03-07 17:56
kazuyoo60さま
カニもエビもいますって。増えて増えて、田んぼがオレンジ色にそまるほどだけど、水温が30度を越すとみんな死ぬ。水を落としても死ぬ。いい肥料になる。
一匹が1000個も卵を産んで、田植え時水を張ると彼らが孵化する。循環農業だ、そうです。ユニークな農業をする人が二人出あって、話が盛り上がりまくり^^
Commented by yamamotoyk at 2017-03-07 17:57
清談、あたかも竹林の七賢人ですね☆
カブトエビ、って何かしらと思って調べてしまいました。
確かに田んぼに住むのはカブトエビで
しかもミジンコに近い種類だとか・・・
ミジンコならうちの水鉢にもいましたが、
ボウフラが湧くので、ひっくり返してしまいました。
自然がいっぱいの生活、
体力が要りそうですが、いいですね・・・
街の者は指をくわえて聞いているだけです・・・
Commented by buribushi at 2017-03-07 18:09
うまこさま
清談も牽いてみたら、竹林の七賢のはなしのほか、②「浮き世を離れ、名利を超越した高尚な談話」とあったので、これでいいですね。まったく清談、尽きませんでした。
カブトガニは海だそうで、たんぼはやっぱりカブトエビでしょうね。kazuyooさんにも訂正!
でも辞典によれば暗緑褐色、というんで、田んぼが赤くなるよ、と彼が言うのは別の品種か?また清談が始まっちゃいますね。
田舎にいても80の声を聞いては、指をくわえますよ^^

Commented by t-haruno at 2017-03-07 20:23
志高い農家の方が顔を合わせて、話が尽きることが無かったでしょうね。
「良寛の里九条の会」での疲れも、吹っ飛んだのではないですか?
その会で、軍歌を歌ったという方。
戦争が無ければ、「おうまの親子」や「ゆうやけこやけ」を歌ってるか、大人の真似して浪曲などうなっているはずの幼い子が、
軍歌ばかり覚えて、それが当たり前だった時代と言うのは
本当に悔しいし、その方も、それを伝えたかった・・・・・
という風にも解釈できそうなのですが(文章を読んでいるだけだと)
でも、実際のその場では、そういう感じでは無かったのでしょうね。
戦地での餓死者の多さというのは、本当にむごい。
食料の補給も無く、無慈悲に見捨てられて、どれほどつらかったか・・・・・と思います。

晩白柚のマーマレード。
私は作らなかったのですが、お風呂に浮かべた皮の香りは、かなり独特でした。
味も個性的だったでしょうか?
Commented by buribushi at 2017-03-07 21:15
t-harunoさま
二人ともね、仕事が楽しくて楽しくて、という人なんです。I村さんは太陰暦のカレンダーを見て、満月が何月何日、じゃあここでカブトガニが孵化するから、田植えは何月何日、はい、今年の田植え日決まり!って。
あれも作ろう、これも作ろうと作付け品種がどんどん増えてしまうと言いながら、また目新しいタネがあれば持って行きたがるし。
楽しいが一番大事、と思います、ほんとに。 

晩白柚、苦みをよく抜いたので、香りも淡くなって、全体におとなしい食べやすいものになっていました。電話で聞いただけで、初めて煮たのに、よくここまでやったもんです。
三宝柑、ハッサク、など、いろいろマーマレードを煮てみたことがあります。柑橘類と言っても皮の香りはそれぞれ個性があって、なかなか楽しいものでした。
軍歌話、解って貰いたくて何度も書きかけるけど続けられません。
Commented by ミミの父 at 2017-03-07 22:54 x
名残雪、こちらだったら大渋滞の量です。
なごり雪は卒業式後のイメージで、チラチラです。
話し込むには、良い雪だったかもしれません。f^_^;
おもしろい話が尽きなかったでしょうね。

>>同級生のヨウコさん。
背中の雰囲気が良いですね。

フユシラズ、どこかで咲いているかな。
Commented by mikeblog at 2017-03-08 00:42
外が雪でもまた楽し、ですね。素敵なお仲間ですー。カブトエビが田圃にいるという話は聞いたことがあります。カブトガニは化石になっているほうかな。
昔は田圃は無農薬だったからお米の他にタニシ、イナゴ、ドジョウ、などいろいろ獲れたんですよね。端っこにはクワイも生えていたっけ。そして田んぼに鯉を放していました。そんな昔の農業が今も見られるなんてなんてすてきでしょう。自然万歳!
Commented by sakko at 2017-03-08 01:20 x
奈良も寒かったですが其方は雪だったのですね。
春だ~と喜んだ草や花は「また、雪~」としょんぼりでしょうね
でも楽しい集いでしたね。
マーマレードの食べ比べ、
ちょっとお邪魔してお話の仲間に入りたいですよ。
カブトエビの事、80年生きて私は見たことがないのですよ。
我が家に自転車でやって来る同級生のM宅さんが
田んぼの畔に何かメダカのようなオタマジャクシのような小さいのがうようよいた
あれはなんだろうと言っていました。
息子さんに聞いたらカブトエビだと教えてくれたと電話してくれました。
奈良県の田んぼにもいるのですね
Commented by buribushi at 2017-03-08 09:20
ミケさま
こういう人たちが、うちへ来たくて来て下さる。幸せです。
カブトエビですね。スッポンも餌があるから来るんでしょうね。掴まえて食べちゃえば?と言ったら、とてもすばしっこくて、それに噛まれたら困るし、ということでした。
田螺なんか、バケツに一杯とってきたものでした。あれは豊かな食生活というんでしょうね。
彼らの田んぼは昔ながらの田んぼです。
Commented by buribushi at 2017-03-08 09:29
sakkoさま
今日もまだ降っているんですよ、こまった春の雪です。
損得に関係無く、悪口なんかも出ず、ただただ楽しい仕事の話、清談というものでしょうね。
こういう友だちがいて、おりおり来てくれるとは、豊かな、ありがたいことですよねー。
さっこさんのお友達の田んぼにカブトエビがいるとはすてきなお話しです、のうやくを使ったり、化学肥料を多用したら生物は住めませんからね。いいお米が穫れることでしょう。
Commented by buribushi at 2017-03-08 09:36
ミミの父さま
(お返事の順序間違えちゃった、ごめんなさい)
名残雪にしてはしっかりと、今日も降っております、天候のことはどうしようもないけど、もう春よー、止めてねー、雪。
話は楽しくてあっという間に時が経ちました。
寺泊でのヘコみを埋めて余りあるいい日でした(あの日のことも放置出来ないけど、気持ちにゆとりを持って話せそうです)。
描かれたヨウコさんも、描いたわたしも、80おばあさん^^
フユシラズはデッキの下なんで、元気にしております。
Commented by コロリ at 2017-03-09 16:20 x
群馬だと豊年エビといいますね。
Commented by buribushi at 2017-03-09 19:14
コロリさま
田んぼの為になる生物、ということは知っている命名ですね。
I村さんはカブトエビの卵の含まれている土を貰うために、栃木まで行って来たそうです。

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