おしゃべりきものⅡ-または、おしゃべりねこ

良寛の里九条の会、戦争を語る・戦争を聞く

a0203003_2134565.jpg新潟県原爆被害者の会の山内悦子会長が体験談をして下さった。
アメリカの飛行機が低空飛行して、ヒゲのある男が笑いながら機銃掃射をして行ったこと。

広島の爆心地からわずか2キロ余のところで被爆して、母・弟とともにからくも逃れ得たお話。
橋が焼け落ちた街で、人の死体を踏んで川を渡った話。

出産後貧血がひどくなり、ご主人が彼女のために墓地を探していた話。

被爆経験を、反戦を、語るために自分の時間がもっともっと欲しかった。ご主人が亡くなったとき、これで24時間私のものだ!と思ったこと。



a0203003_21352024.jpg私は終戦時8歳だったから、着るものが乏しくて洗濯が充分出来なかったこと。親が必死の働きでおなかは満たして呉れたが、栄養の偏りでおできだらけのこどもだったこと。新聞の紙数がだんだん減って、ただ1枚、2ページだけになり、それもいま思えば大本営発表という偽りに満ちていたこと。くらいしか直接の体験は語れない。
しかし、軍人戦死者230万のうち6割強の戦病死とは、ほとんどが餓死だったことなどいま知る。大切な者たちをそんな目に会わせられると思うか。
戦争はあるとき突然起こる。そうならないために私たちはもっと知らなければならないし考えなければならないと思う、と、最後に木村つゑさんの「にほんのひのまる なだてあがい かえらぬおらが息子の血であがい」を読んで終わった。
山内さnが「良かった!」と言って下さった。

「戦争を語る会」というのをどう勘違いしてか、当時私は「少国民」でありました、と、軍歌を朗々と幾つも歌った人があったのはほんとうに悲しかった。(止めてもらいたいけど、司会者としてわたしはどうしたらいいでしょうか)というメモを山内さんに渡して、顔を見合わせるばかりであった。このことはあとで呼びかけ人諸氏と話さなければならない。たいへん疲れた。
「軍歌独唱」の人の後でマイクに向かったので、いま見たら両手を拳にしている。

新潟は原爆投下予定地の一つだった。実現しなかったのはただ天候のせいだったという。予行練習で落とされた模擬原爆で、長岡市に死者が出た。
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うちの実生シクラメンたち。
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by buribushi | 2017-03-04 22:18 | よのなか | Comments(9)
Commented by sakko at 2017-03-05 08:11 x
お疲れ様でした。
すばるさんの拳の原因はそんな理由があったのですね。
終戦時、8才でしたね。
奈良県の田舎でしたからそんなに怖い体験もなく、
戦後の物資不足のにも、お腹を空かさない程度には食べさせてもらっていました。
工作の糊を母が小麦粉で作ってくれました。
それを盗んで食べてしまった子がいましたよ。疎開してきた子らは気の毒でした。

話は変わるけど
映画
アニメ「この世界の片隅に」が日本アカデミー賞を貰いました。
これは昭和18年に広島市江波から呉に嫁いだ「すず」を主人公に戦後までの暮らしの
物語です。空襲の事、配給の事、片淵監督は空襲の有った時間まで過去の資料を調べて
長い年数をかけて、資金は「クラウドファンディング」によって集められました。
アニメ「君の名は」を抜いてこちらが選ばれたことは意味のあることです。
私は観ながら静かに頬に流れる涙を感じましたよ
すばるさんも機会があったら是非見てください。
Commented by すばる at 2017-03-05 09:04 x
sakkoさま
さっこさーん、わたし泣きたかったですよ。
九条の会ともあろうところで軍歌とは何事か、ボケてんのかコラ。
持って来れば良かった、と思う資料があることをその時思い出しました。小学校の時のノートで、ザラ紙を綴じて、雑誌の表紙かなんかを拍子につけたて作りです。私の書き取りや作文や、あります。そのなかに「せんちのへいたいさんへ」という手紙の下書き。「あのにくいべいえいをやっつけてください」なんて、これは指示されて書いたに相違なく、6歳児がそんなことを思いつくもんですか。
昨日の「軍歌」氏はそのころ教え込まれて、自分は子どもではない少国民だ。軍歌をよどみなく歌って褒められていたんでしょうか。それをいまのこの世の中でそのまま持ち出す怖さ、悲しさ、愚かさ、
「この世の片隅に」教えて下さってありがとうございました。必ず見ます。
クラウドファンディング、ということも知ったばかりです。
Commented by mikeblog at 2017-03-05 10:21
戦争の体験を語れる方もだんだん少なくなりますね。それに聞くほうも記憶が無いと心に響かないでしょう。私が生まれたのが終戦の前年ですから話も周りの大人から聞いたくらいで、おまけに田舎のことで大した被害もなかったのです。
戦争中に近くで風船爆弾(風船に爆弾をつけて風に乗せて敵国に飛ばすというバカみたいな話)を作っている工場があって東京から来た、女学生が泊まり込みで働かされていたそうです。そこにたまに軍のお偉いさん(将校)などが視察に来て実家が広かったので宿舎になっていたとか。その将校たちが飲み会か何かで酔っ払って帰り、炬燵に潜って寝てしまったのですが布団を中に踏み込んで炬燵の炭火でボヤを出したことがあったのだそうです。ここで出たのが私の曾祖母「何するだ! 火事になったら困るズラ!」と言いながら将校の頭をスリッパで引っ叩いたんだそうで、あははは。
そのあとでよく祖父に言われたのは「母さんは、顔がお前に良く似てた。」ギャフン。
田圃で馬耕していたところに間違って落ちた爆弾が直撃して馬とおじさんが跡形も無く消えてしまってあとに大穴が空いていたこと、夜になると非農家の方がこっそりお米をもらいに来たこと、戦艦を作るのに大きな木や家にある鉄(門の鋲)を供出したこと、小学校に上がった頃もまだ洋服などの配給があったこと、などなど。私は聞き語りくらいしか話すことができませんが聞いて理解できる最後の年齢ではないかと思います。戦争の悲惨さを忘れた今の年代の人たちが軽はずみな行動に出ないよう切に祈るばかりです。
Commented by すばる at 2017-03-05 10:54 x
さっこさん、糊をたべてしまったはなし、かなしい。そういう小さくても事実、の一つ一つが戦争を物語ります。
いま、「初一」(初等科一年)と書いたノートが見つかりました。
Commented by kazuyoo60 at 2017-03-05 14:23 x
6割の軍人が戦病死、知らなかったです。戦争は軍人以外でもたくさん亡くなられたでしょう。絶対起こしてはダメです。
綺麗なシクラメン、ほんとにお上手です。沢山咲きましたね。
Commented by buribushi at 2017-03-05 20:04
ミケさま
そうですね、80代90代でないと語れない。
何にも記憶が無ければ聞いてもただの「話」でしかない。ということに、いまなりつつありますね。
風船爆弾、太平洋を越えてアメリカへ届いたのもあったけど秘密にされていたんだそうですね。
>将校の頭をスリッパで
アハハ、痛快。
顔が似ていると性格が・・ムニャムニャ。いや、そのくらいにしたほうがいいんです。布団を炬燵に踏み込み、水を掛けて消えたと思って放置、結局火事になって全焼した家が近くの出雲崎にあります。ひっぱたかれて当然。
長岡では、原爆の模擬爆弾を落とされ、畑にいた人が死傷。本物が落ちなかったのは天候が悪かったためということです。
1945(昭和20)年8月1日に長岡市は焼夷弾による大空襲で丸焼けになりました。私は魚沼の生家で、長岡が焼ける赤い空を見ました。
近所の家では若夫婦を探しに長岡へ行ったけど、お家も無くお骨も見つからず、その辺りの石を拾って来てお葬式をしました。
昨日あまりに腹を立てて身体の力が抜けてがくがくになり、今日もまだしっかりしませんでした。9条の会の役をしながら軍歌を歌いまくるとは何事か、原爆被害者の人の話をどうきいたのか、あの場で「切れて」とがめることもできなかったんだけど、そうした方がよかったのか、
今夜はちょっと一杯飲んで早く寝て、頭から追い出しますね。
Commented by buribushi at 2017-03-05 20:09
kazuyoo60さま
戦病死、と言われたのはほとんど餓死だったそうです。魚沼の人が、山菜を採って食べることになれて居たため食べられる草を見分けて、漬けたり煮たりして食べて生き延びた話も聞きました。野沢菜漬けみたいな味になる草もあった、と言っておられました。
名誉の戦死、とか言われながら、実態は餓死だったなんて、なんという無念なことでしょう。
Commented by ikoka at 2017-03-05 20:24 x
軍歌を歌うなんて。
いま、大阪はまさにそのあんぽんたんな森友学園が問題になってます。
そんな学校に子供を通わせるなんて、もし、戦争になったら、その学校から最前線に行ってもらいますわ!
Commented by buribushi at 2017-03-05 20:50
ikokaさま
昨日わなわなと震えるほど腹が立って。
きょうもまだ具合がわるくてお昼作る気もせず、貰いもんのそばを茹でて出来合いの汁で食べたらひどい味でますます落ち込みました。
あの学園!今の世のこととも思えないひどいはなしです。芋づる式にいろいろ白日の下に曝されろ!

夕飯は牛蒡と鶏肉をゆっくり煮て、ナメコの味噌汁と野沢菜漬けで温かいご飯を食べました。

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